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中国・王毅外相と米・サリバン大統領補佐官が会談 首脳会談の早期実現について協議

2024年8月29日 0:17

中国の外交トップ・王毅外相が北京を訪問しているアメリカのサリバン大統領補佐官と会談し、首脳会談の早期実現について協議しました。

中国国営メディアによりますと、会談は27日と28日の2日間にわたって行われ、王毅氏が「両国は衝突を回避すべきだ」と訴えたのに対し、サリバン氏は「相互理解を深め、戦略的な意思疎通を望む」と応じたということです。

会談で両氏は、習近平国家主席とバイデン大統領の会談の早期実現に向けて協議したということです。

またホワイトハウスは、今後数週間以内に両首脳による電話会談を実現するため調整していると明らかにしました。

また緊迫する台湾情勢をめぐって、王毅氏は「中国は台湾を必ず統一する」と改めて強調したうえで、「アメリカは『台湾独立を支持しない』という約束を実行に移すべきだ」とクギを刺しました。

このほか、フィリピンとの対立が続く南シナ海情勢については、「アメリカはフィリピンによる侵害行為を支持したり、容認したりしてはならない」と訴えました。