「ハマス」の戦闘員ら500人以上を拘束 イスラエル軍が発表
イスラエル軍は11日、過去1か月でイスラム組織「ハマス」の戦闘員ら500人以上を拘束したと発表しました。
イスラエル軍によるハマス戦闘員の拘束をめぐっては、下着姿の男性らの映像が拡散されて批判の声もあがっています。こうしたなか、イスラエル軍は新たに拘束された男性らを服を着た状態で連行する写真を公開しました。
イスラエル軍は11日、過去1か月でハマスの戦闘員ら500人以上を拘束し、その半数以上をイスラエルに連行し取り調べていると明らかにしました。
また、ガザ地区とイスラエルとの境界にあるケレム・シャローム検問所でも、搬入物資の安全検査を実施すると発表しました。検査量がふえるため、ラファ検問所を通じてガザ地区に搬入できる物資の量は2倍になると主張しています。
一方、アメリカのワシントン・ポストは11日、イスラエル軍が今年10月、イスラム教のシーア派組織「ヒズボラ」の拠点があるレバノン南部に対して、アメリカが供与した「白リン弾」を使用し、民間人9人がけがをしたと報じました。白リン弾は激しいヤケドといった被害をもたらすことから民間人などを標的に使うのは非人道的とされていて、アメリカも懸念を示しています。