<ノルウェーから”仙台”に戻る>『ノーベル平和賞』受賞の日本被団協・木村緋紗子さん 現地での体験明かす
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の木村緋紗子さんが、ノルウェーから仙台に13日に戻り、現地での体験を明かした。
仙台駅にて)おめでとうございます
13日午後、ノルウェーでノーベル平和賞の授賞式に出席した木村さんが、仙台駅に到着した。
木村緋紗子さん(87)
「語り部した時には、みんなが真剣になって聞いてくれましたし、涙を流しながら私の声を聞いてくれました。ですから、皆さんが本当に大きな目で丸い涙がぽろぽろっと落ちるくらいの気持ちで聞いてくれたということで、私は嬉しく感激いたしました」
8歳の時、広島の爆心地から1.6キロの地点で被爆した木村さんは、その後移住した仙台で核廃絶を訴え続け、今回ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の一員として式典に参加した。
木村緋紗子さん(87)
「核兵器も戦争もない世の中で未来をつくっていきたい。これからを担う子どもたちにも、戦争は絶対起きないような世の中にしたいと思っております」
「今回の受賞がスタート」とも語った木村さんは、今後もより一層核廃絶に向けた活動を続けていくとしている。