防災志向で人気「調理用ポリ袋」 防災・時短に役立つ“湯せん調理”レシピ
お客さん(84)
「一石二鳥だ。84歳で家事をいかに圧縮してちゃんとした食生活をこれからも続けていくか」「簡単にチンしてできるのはありがたい」
お客さん(20代)
「面積もとらないので、軽く常備しておいてもいいかな」
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災害時、ポリ袋でどんな料理が作れるのか。防災士で管理栄養士の今泉マユ子さんに“湯せんレシピ”を教えてもらいました。
停電を想定してカセットコンロを使い、まずはあたたかい白ご飯の作り方。米1合と水1カップ(200ml)を袋に入れ、ポイントは…
防災士・管理栄養士 今泉マユ子さん
「空気をなるべく抜いてほしい」
お湯の中で袋が浮かないよう、空気を抜くこと。鍋底に直接入れると袋が破れることがあるため、お皿を敷いて、袋を投入。沸騰させて20分加熱、火を止めて10分蒸らせば、ホカホカのご飯が完成です。
ご飯がたけるということは…
防災士・管理栄養士 今泉マユ子さん
「みなさんのお宅には、卵ある方も多いので、オムライスを作りたいと思います」
ケチャップライス用、オムレツ用のそれぞれの袋に材料を入れたら、工程は白ご飯と全く一緒。
◆ケチャップライス
米 70g
水 1/2カップ(100㎖)
ケチャップ 大さじ2
スライスサラミ 1/2袋
◆オムレツ
卵 1~2個
塩 少々
※材料を袋に入れ20分加熱、10分蒸らす
防災士・管理栄養士 今泉マユ子さん
「ポリ袋調理のいいところは、きれいな舟形ができるので、失敗なしでオムレツができちゃうんです」
また、スパゲティを半分に折って入れ、同じ作り方で表示時間分、加熱すれば、余り物の食材と合わせてパスタもできるんです。
記者
「麺がモチモチで弾力があり、まるで生パスタのような食感」
防災・時短、どちらにも役立つポリ袋レシピ。日常から始めてみてはいかがでしょうか。