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【短歌】SNS使ってバズる歌心 ボクのワタシの気持ちシェアして『every.特集』

2023年10月14日 18:00
【短歌】SNS使ってバズる歌心 ボクのワタシの気持ちシェアして『every.特集』

今年7月、山梨県・富士吉田市の古民家カフェで行われていたのは“短歌”をつくるワークショップ。観光事業の一環で行われたもので、参加者の多くは20代。全国から集まった学生や会社員だ。参加者は、3時間ほど市内を散策して感じたことや気づいたことを歌にしていく。

『上り坂 神社にかかる蜃気楼 目指すほうだけいつも揺れてる』

千葉県の会社員、伊藤さんはこの日見た蜃気楼に将来への不安を重ねて歌をよんだという。伊藤さんは日頃から生活で感じたことなどを短歌の形で書き留めてSNSに投稿しているそう。

「知らない人が“いいね”してくれてうれしくなる。仲間がいると思えて」

伊藤さんのように今、短歌を“SNS”に投稿する人が増えている。中には、日々のニュースを歌にする人も。「Twitter」の青い鳥のロゴが廃止になったニュースには多くの人たちが短歌を投稿。

『受験から恋愛、仕事…年金の愚痴を言うまでさえずりたかった』
『鳥は飛ぶ だから過剰に悲しまず 巣立ち喜ぶ人になりたい』

短歌に関するSNSでの投稿は、確認できるだけでもここ5年で10万件以上増加。今、「サラダ記念日」以来の短歌ブームが起きているといわれている。歌人の中には、SNSで気軽に作品を発表している人も。

『ほんとうにあたしでいいの? ずぼらだし 傘もこんなにたくさんあるし』

この歌はズボラな性格で自信が持てない人の恋心を歌い、5万7000もの「いいね」を獲得。投稿した岡本真帆さんは「まさかこんなに広まっていくとは…」と驚きを隠せない。

実はこの短歌、バズったのには意外な理由があった。

※詳しくは動画をご覧ください。(2023年10月13日放送「news every.」より)