物価高でも…“お得”に楽しむ夏休み! 18歳まで「子ども料金」入園料が2000円安く 夏の“穴場スポット”
夏に向けて旅行気分が高まる中、気になるのが「予算」です。物価高の今、「お金は節約しつつ旅を存分に楽しみたい」という人におすすめのスポットを取材しました。そこには、“夏ならでは”の工夫や狙いがありました。
◇
東京の空の“玄関口”羽田空港で13日にお披露目されたのは、第2ターミナル国際線エリアにある全日空の国際線ラウンジ。全日空では“日本最大級”だといいます。
第2ターミナル国際線エリアは、2020年3月に設置されるも新型コロナウイルスの影響で、わずか2週間ほどで閉鎖されました。その運用が来週、約3年ぶりに再開されます。(当面の間、午前5時から午後1時半までの限定運用)
国際線ラウンジの“目玉”のひとつは、シェフが目の前で調理してくれる料理です。
◇
夏に向けて、旅行気分が高まります。羽田空港国内線ターミナルを利用していた人に話を聞きました。
福岡県からの観光客
「ディズニーのホテル。物価が上がっているからそうなのかはわからないけど、びっくりする値段はします」
マーケティングリサーチ会社の調査によると「夏休みにかける平均予算」は去年は5万269円でしたが、今年は6万146円。2割ほどアップしたといいます。とはいっても…
福岡に向かう観光客
「飛行機とホテル代は下げられないので、トータルの予算の中でうまくやりくりしようかと」
お金は節約しつつ、夏の旅を存分に楽しみたい。そんな人も“お得”に楽しめそうなのが、14日から水遊びができる夏限定イベント「ブリック・サマー・フェスティバル」(7月14日~9月3日まで)を開催する名古屋市のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」です。
レゴランド・ジャパン 広報 山本芳美さん
「お子さま料金の適用年齢を3歳から18歳までに引き上げました。中高生のお子さまも、子ども料金でレゴランドにお越しいただけると」
これまで「3歳から12歳まで」が対象だった子ども料金を、「3歳から18歳まで」に拡大しました。例えば「1DAYパスポート」の場合、旧料金の「13歳から18歳まで」は大人と同じ6700円でしたが、新料金では4300円となり2000円以上も“お得”になるのです。
“実質値下げ”に踏み切った背景について聞きました。
レゴランド・ジャパン 広報 山本芳美さん
「夏のイベントがこれから始まるので、そのタイミングで導入できた」
かき入れ時の夏休みに、幅広い層を獲得したいという狙いも。運営するホテルや水族館でも、子ども料金の対象年齢を拡大しているということです。
◇
栃木県にある「あしかがフラワーパーク」も夏休みが“狙い目”です。
13日に来園したお客さんは「睡蓮(スイレン)が見頃なんで来たけど、あんまり見頃じゃなくて」と話します。実はここに“お得なカラクリ”があります。
あしかがフラワーパーク 早川純一さん
「当園ではお花の状況によって“入園料変動制”をとらせていただいております。夏の時期はお花が少なくなってしまうので、お安い入園料になります」
例えば、園のシンボル、藤の花が満開を迎える4月、5月には2100円する入園料が、夏休みシーズンは500円と、最大1600円もお得になります。夏は花が少なめですが、その分、縁日などのイベントを充実させているということです。
何度か来ている来園者からは、「快適ですね」「人混み苦手なので、これくらいが過ごしやすいです」と好評です。
異常に暑い今年の夏、人混みを避けて楽しめる“穴場スポット”として注目されるかもしれません。