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冬のあったかご当地グルメ・茨城編~濃厚漁師鍋“どぶ汁”作りに小髙茉緒アナウンサーが挑戦!

2023年1月25日 10:23
冬のあったかご当地グルメ・茨城編~濃厚漁師鍋“どぶ汁”作りに小髙茉緒アナウンサーが挑戦!

今回は、幻の鍋と言われる茨城県のご当地グルメ“どぶ汁”です。一体どんな料理なのか。作り方とともに謎の料理を小髙茉緒アナウンサーが取材しました。

小髙アナが訪ねたのは、茨城県のご当地グルメを味わえる「鮟鱇(あんこう)篠げん」。北茨城市出身の店主・篠原聡さんが教えてくれるのは“どぶ汁”という鍋料理です。

一体、どんな料理なのか。実際に“どぶ汁”を頼んでみると、出てきたのは濃厚な香りがする濁ったスープのお鍋。これが幻とも言われる“どぶ汁”、一人前で5280円となります。濁ったスープの正体はというと、高級魚アンコウの肝を贅沢に使っているからなんです。

そもそも“どぶ汁”の始まりは、漁師たちが船の上で暖をとるために、たくさんとれたアンコウを鍋にしたことでした。そして“どぶ”とは全てという意味の方言だそうで、つまりアンコウの身を全て使った汁という意味なんだそうです。

さらにこの“どぶ汁”、普通のアンコウ鍋と違い水を一切使わず、アンコウの水分のみで作るのが大きな特徴なんです。しかし、アンコウは臭みが出やすく、さばいてから時間がたつと水分が抜けてしまうため、家庭でどぶ汁を再現することは難しいんだとか。そのため今回は、家庭でも作ることが出来る「どぶ汁仕立てのアンコウ鍋」の作り方を教えてもらいました。

■“どぶ汁仕立てのアンコウ鍋”の作り方

材料(3人分)
アンコウの切り身・アラ(各400g×3)、あん肝(100g×3)、長ネギ(1本)、大根(1/2)。

長ネギと大根は食べやすい大きさに切ってください。

<手順1>
火の通りにくい大根は、事前に串がスッと刺せるようになるまで茹でてから、水にさらしておきます。

<手順2>
アンコウの切り身とアラはアクやぬめりをとるため、表面の色が変わる程度に湯通し。水にさらしたあとは、ぬめりを水で洗い流します。これで下ごしらえは完了です。

<手順3>
あん肝をから煎りします。ポイントは油を入れずにつぶしながら煎ることで、あん肝のあぶらが溶けてうまみが引き出されます。

<手順4>
あん肝に火が通り全体がほぐれたら水(300cc)と和風だしのもと(大さじ1杯)を投入。そこにアンコウの切り身とアラ、大根を入れて沸騰するまで中火で煮こみます。沸騰したら全体を混ぜ、さらに2~3分煮ます。

<手順5>
最後にみそ(おおさじ2杯)と切った長ネギを入れて、一煮立ちさせたら完成です。

家庭でも作れる“どぶ汁仕立てのアンコウ鍋”その味は?

小髙茉緒アナ
「おいしい!やっぱり肝の旨みがでていますね。でも(お店のと 比べて)スープは確かにあっさりしてますね。これが家で食べられると思ったらすごくいいと思います」

高級魚アンコウを贅沢に使った“どぶ汁仕立てのアンコウ鍋”。皆さんもおうちで堪能してみてはいかがですか。

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