冬のあったかご当地グルメ・青森編~津軽に約400年続く郷土料理“けの汁”作りに佐藤真知子アナが挑戦!
肌寒い冬を乗り切るために、日本全国のおいしいご当地グルメをアナウンサーたちが取材し、家庭でも作れるレシピを教えてもらいました。今回は青森編です。
佐藤真知子アナウンサーが訪ねたのは、東京・港区にある青森ねぶたワールド 新橋店。迫力あるねぶた人形が鎮座する店内は、ねぶた祭の世界観を再現していて、本格的な青森の味とともにご当地の雰囲気を楽しめます。
青森と言えば、せんべい汁やじゃっぱ汁が有名ですが、今回教わるのは、津軽地方に約400年前から続く郷土料理“けの汁”。もともとは小正月に無病息災を願って食べるものだということで、根菜や山菜がたくさん入っている栄養豊富な料理なんだそうです。こちらのお店では、日替わりのおすすめメニューとして、1杯300円(税抜き)で提供しています。
今回は、青森県五所川原市出身の沢田知歩料理長に、作り方を教わりました。
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■“けの汁”の作り方
材料(4~5人分)
大根(1/3本)
ニンジン(1/2本)
ゴボウ(1本)
山菜(200グラム ※水煮パックでも可)
干しシイタケ(適量)
油揚げ(1枚)
豆腐(半丁)
こんにゃく(1/2枚)
<手順1>
まずは大根やニンジン、ゴボウ、山菜、豆腐、こんにゃくなどの具材を切っていきます。
ここで重要なのが、すべて5ミリ幅に細かく切ること。この細かい具材が“けの汁”最大のポイントなんです。実は、米が貴重だった時代にお米に見立てて食べていたということから、このような製法になったと言われています。
※ゴボウと山菜は、切ったら水にさらしてアク抜きをしてください
※干しシイタケは一度、水に戻してから切ってください。
<手順2>
お鍋に切り終えた具材を全て入れ、つかるくらいまで水を入れます。このとき、干しシイタケの戻し汁と、昆布も一緒に入れるとうま味がアップするそうです。
そして強火で沸騰するまで煮込みます。
<手順3>
沸騰したら弱火にして味付けをします。使用する調味料は、
白みそ400~500グラム、和風だしのもと大さじ1杯、そして味に深みを出すために薄口しょうゆを小さじ1杯入れます。
<手順4>
さらに10分ほど煮込み、大根が透き通ってきたら完成です。
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初めて作った“けの汁”。佐藤アナの感想は─。
佐藤真知子アナ「ほっとする味ですねこれは。細かく切っただけあって、すごく食感が楽しいですね。お米を食べているイメージ、すごくよくわかります」
栄養満点で体の芯から温まる“けの汁”。みなさんもおうちで作ってみてはいかがでしょうか。