パン店のHotな戦い「カレーパングランプリ」 チーズ部門「最高金賞」の行方は?
今、一番おいしいカレーパンを選ぶ「カレーパングランプリ」。17日、2023年の最高金賞が発表されました。『news every.』が注目したのはトローっととろける「チーズ部門」。全国のカレーパンがエントリーする中、頂点を目指す店を取材しました。
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17日に開催された「カレーパングランプリ2023」の授賞式。全国津々浦々のカレーパンの中から、今“最もおいしい”とされるカレーパンが発表されました。
8回目となる今年は、7つの部門に全国106店舗、134種類のパンがエントリー。
(エントリー部門:西日本揚げカレーパン部門、東日本揚げカレーパン部門、西日本焼きカレーパン部門、東日本焼きカレーパン部門、チーズカレーパン部門、キーマカレーパン部門、バラエティ部門)
WEB投票で投票数が多かったパンの中から“一番おいしい証”である「最高金賞」が贈られます。
今年のトレンドを聞いてみると…
日本カレーパン協会 宮脇小百合会長
「一つ目は『モチモチ』、二つ目は『スパイス』、そして3つ目は『チーズ』という3つのキーワードを今年のトレンドとして」
ということで『news every.』では、チーズカレーパン部門に注目! 「最高金賞」を目指す店を取材しました。
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東京・品川区にあるカレーパン専門店「YES!」で、お客さんが手にとっていたのが「チーズ増し増しカレーパン」(450円)。
お客さん
「きょうは“増し増し”で、のばしてやろうかなって」
トロットロのチーズが、たっぷり入ったカレーパンです。実はこの店、去年もチーズ部門にこのパンをエントリーしましたが「最高金賞」はならず。今年こそはと、グレードアップを図ったといいます。
カレーパン専門店YES! 須藤直人マネジャー
「(チーズが)3倍です! ルゥより多い」
なんとチーズの量を前回の3倍に増やしました。「もっとチーズが欲しい」というお客さんの声を取り入れ勝負に出たといいます。
カレーパン専門店YES! 須藤直人マネジャー
「カレーパン専門店なので、ここでとらないと僕たちのプライドもあるし、ぜひとりたいな、最高金賞。自信はあるので」
インターネット配信で、結果を見守ります。
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続いては東京・国立市にあるパン店「プチ・アンジュ」。この店がエントリーしたのが販売を開始してからわずか2か月の「カマンベールカレーの生フランス」(292円)です。
生地はフランスパンにも使われる全粒粉を多く使うことで「モチモチ」に。今回の主役、チーズを生地の上に絞りオーブンで焼き上げ、最後にバーナーであぶったカマンベールチーズをのせたら完成です。
気になるその味は…
記者
「生地はもっちもちで、かむたびにスパイシーなカレーのうま味、 そしてトローっととろける濃厚なチーズのコクが広がっていきます」
「最高金賞」への自信のほどは?
プチ・アンジュ 津金一城代表取締役
「自信がすごくあるかっていうと五分五分ぐらいなんですけど、緊張しながら授賞式に行ってこようかなと」
店舗スタッフも店で結果を待ちます。
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そして迎えた発表の時。チーズカレーパン部門で「最高金賞」を獲得したのは…
授賞式での発表
「カマンベールカレーの生フランス、プチ・アンジュです。おめでとうございます!」
店舗スタッフからも歓声があがります。
プチ・アンジュ 津金一城代表取締役
「すばらしい商品がたくさん出てる中で選んでいただいたので、ビックリというか感謝でいっぱいです。(スタッフたちに)厳しく評価してもらいながら、改良を重ねていくことができたので、ありがたいなと思います」
一方で…
カレーパン専門店YES! 須藤直人マネジャー
「決まった瞬間『あかんのかい』って(社長から)ラインが来てます。来年こそは最高金賞とるためにグレードアップして、もっとおいしいものを提供できればいいなと」
悔しさをバネに「来年こそは」とリベンジに燃えていました。