全国85店舗の味が自宅で楽しめる!パンもSDGsの時代!広がるパンのサブスクを取材
月額の課金で利用できるサービス、サブスクリプション。通称サブスクともいわれ、多くの分野で普及しています。今回は、パン店で行っているサブスクを後藤楽々キャスターが取材しました。
まずは茨城県龍ケ崎市にあるパン・アトリエ クレッセント。こちらでは、全国85店舗のパンを楽しめるサブスクを展開。
2か月から2週間に1度、毎回ランダムに選ばれるお店から、冷凍されたパンが届きます。この店の売りは地元・茨城県産の小麦を使ったパン。
後藤キャスターが気になったのは、コンテストで優勝したこともあるという焼きカレーパンでした。焼きたてと、サブスクで届く冷凍パンを食べ比べてみると…。
後藤楽々キャスター
「パンのモチモチ感・カレーのうまみ、全然変わらない。どっちが冷凍・焼きたてかわからないくらい同じ」
その秘密は冷凍の仕方に。独自に開発した保存袋を使って冷凍することで、1か月間、生地の食感が損なわれないといいます。
さらに、袋の裏にあるQRコードを読み込むとそれぞれのパンに合わせた解凍の仕方までわかります。
パン・アトリエ クレッセント福島俊史店長
「全国各地に送られるが遠くから来るお客様もできた(パンのサブスクで)お客さんのエリアが広がった」
コロナ禍で需要が拡大したお取り寄せグルメ。単価が安く、送料が割高になってしまうパンでもサブスクで大量に購入することで送料が割安で済むと話題に。いまや大手の製パン会社なども参入しているんです。
続いては、千葉県松戸市。SDGsを意識したパンのサブスクです。
Hearty Bakery田中麗子さん
「ロスパンのサブスクをしています」
売れ残りのパンいわゆるロスパンのサブスク。
こちらは2か月から2週間に1回、全国におよそ40店舗あるサブスク加盟店のうち売れ残りが多く出たお店からロスパンの詰め合わせが届く仕組みです。
パンの総額は、サブスクの料金と同じくらいになっており、送料分お得にパンを楽しむことができるんです。
この日、配送するロスパンの中で1番のオススメはヒジキを生地に混ぜ込んだ豆パン。
冷凍されたパンをトースターで温めていただきました。
後藤楽々キャスター
「パンもモチモチしていてちょうどいい甘さおいしい」
今年1月から始まったロスパンの定期便。ロスパンが出てしまうのにはある理由が…。
Hearty Bakery田中麗子さん
「40種類くらい作っているけどその日によって売れる数が違う」
パンをつくるのにかかる時間は3時間以上。売り切れてから作っても営業時間に間に合わないため多めに作らざるを得ないといいます。
Hearty Bakery田中麗子さん
「残ったパンを全国の方がおいしいと言ってくれる。とてもうれしいです」
日本各地の色々なパンに出会えるパンのサブスク。まだ知らない"おいしさ"を体験してみてはいかがでしょうか。