SDGsが手軽に参加できる新業態の飲食店とは? 河出奈都美アナが取材!
持続可能な社会の実現を目指すために掲げられている開発目標SDGs。その取り組みに客として利用するだけで参加できる飲食店が、いま増えてきているんです。一体、どんなお店なのか?河出奈都美アナが取材しました。
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まずやってきたのは東京の表参道ヒルズにある『imperfect 表参道』。こちらでは、およそ10ヵ国からチョコレートやナッツ、コーヒーなどを集めて販売しています。
お店で販売している商品は、ガーナなど原産国の自然を保護しながら、生産者の抱える労働環境の課題なども改善する取り組みを行ってできた商品なんです。
さらに…。
imperfect・佐伯美紗子社長
「お客様から頂戴した売り上げの一部を使って、新たなプロジェクトを世界中の農村で実行しているというのが特徴」
商品を買うと、原産国が抱えている様々な問題解決に向けた取り組みに投票を通じて参加できる仕組みなんです。
そのテーマは、環境・教育・平等の3つになります。商品を買ったらついてくるチップをボックスにいれると投票完了。投票数が最も多いものから実行されていきます。河出アナは環境に投票しました。
河出奈都美アナ
「社会貢献って気軽にできるものなんだって今回改めて感じました」
imperfect・佐伯美紗子社長
「ちょっと興味を持っていただくだけでも、きっと社会は変わっていくんじゃないかなと思っています」
続いてやってきたのは、東京・池袋にある『ザ・ベジタリアン・ブッチャー(池袋店)』。
河出奈都美アナ
「こちらはどういったお店なんでしょうか」
ベジタリアンブッチャージャパン・村谷幸彦社長
「植物性のお肉を提供するレストランになります」
植物性のお肉とは小麦や、大豆など植物性由来のもので作られている代替肉のこと。畜産業などによって発生する温室効果ガスの削減と人口増加による食糧危機の解消を目的に作られました。
植物由来なので高タンパク質、低カロリーなのが特徴です。店内では、この代替肉を1グラム3円から量り売りしているので、手軽に購入できます。
河出アナは植物肉を使って牛肉をイメージしたというメニュー、『ホーリーカウビーフサンド』いただきました。そのお味は?
河出奈都美アナ
「お肉!本当に引けをとらないくらいのおいしさ」
店内には、他にも環境に配慮した取り組みがありました。
河出奈都美アナ
「最初入口を入ってすぐ気になったのがこちらなんですけれども、これは冷蔵庫ですか」
ベジタリアンブッチャージャパン・村谷幸彦社長
「フードシェアフリッジというもので」
入り口にある冷蔵庫には、食品ロスを減らすため、余った食材や店内で栽培して育ちすぎた野菜を入れています。こうした食材は、お店に来た客であれば自由に持ち帰れる仕組みになっています。
ベジタリアンブッチャージャパン・村谷幸彦社長
「こういった取り組みを体験していただけることで(食品廃棄を)、考えるきっかけになればいいなというふうに思っています」
サステナブルな取り組みに関われる新しい形の飲食店が増えています。