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月面キャンプ体験や人工衛星で写真撮影!? 地球にいても宇宙が身近に感じられる驚きの技術を取材【宇宙の日】

2023年9月12日 10:10
月面キャンプ体験や人工衛星で写真撮影!? 地球にいても宇宙が身近に感じられる驚きの技術を取材【宇宙の日】

1992年の9月12日は、日本人として初めて毛利衛さんがアメリカのスペースシャトルで宇宙に飛び立った日でした。そこで日本テレビも、この日は「日テレ宇宙DAY」として宇宙にまつわる内容を1日お届けします。今回は、宇宙の魅力をわかりやすく発信する“宇宙アナウンサー”として任命された弘竜太郎アナウンサーが、手軽にたのしく誰でも宇宙を体験できる驚きの技術を取材してきました!

まず訪れたのは、東京のシンボル「東京タワー」。こちらで体験できるのは…

弘 竜太郎アナウンサー
「いやいやちょっと待ってくださいよ。僕が長年あこがれていた宇宙服、叶っちゃったじゃないですか夢。宇宙で叶えようと思ったのに!」

アウトドアブランドが開催している月面キャンプ体験です。レプリカの宇宙服を着て、記念撮影をすることもできます。実際に宇宙空間でキャンプを楽しめる日が待ち遠しくなります。

CHUMS代表取締役 土屋 芳隆さん
「みんなが宇宙空間に行くことが一般的になったときに、小さな第一歩としてこういう場(イベント)をやってみた」

さらにこちらのイベントでは、月面探査も疑似体験できます。

株式会社ダイモンCOO三宅 創太さん
「実際に月に行く物と同じサイズ感」

弘 竜太郎アナウンサー
「ミニチュアとかじゃなくてこれが!?」

見せてもらったのは月面探査車YAOKI。縦横15センチほどの大きさで重さも498グラムと手のひらサイズ。転んでも倒れても走り続ける設計であることから、ことわざの七転び八起きにかけて“YAOKI”と命名されました。アメリカ航空宇宙局NASAのプロジェクトで2023年度中に打ち上げる予定です。月に到着後は、内蔵されているカメラを使って、月面や洞窟の調査を行います。

実際に弘アナも操作してみました。

弘 竜太郎アナウンサー
「本当に月の中探査しているみたい。この画面を見ながらっていうのが、おつですね」

続いて、誰でも人工衛星を使えるようになるかもしれない、驚きの開発を取材しました。

弘 竜太郎アナウンサー
「こちらの画面に広がっているのは何でしょうか」

ソニー STAR SPHERE開発運用担当 久保 秀暢さん
「このEYEは撮影ができる人工衛星。その撮影できるのがこちらのシミュレーター」

こちらは、ソニー・東京大学・JAXAの共同プロジェクト、その名もSTAR SPHERE。2023年1月に打ち上げた人工衛星EYEを使い、宇宙から見た地球を撮影することができるようにと、現在、研究・開発しているのです。2月には初めて撮影した写真、いわゆるファーストライト画像に成功しました。雲が多くかかっていますが、日本海上空から中国大陸を写した写真です。限定的ですが、将来一般の方に使ってもらえるサービスを検討しているそうです。

弘アナ、今回特別に人工衛星EYEのシミュレーターを使った撮影体験をさせてもらいました。撮影に選んだのは、弘アナが一度は行ってみたい国だというオーストラリア! 地名を入力し、EYEのカメラの向きを調整して、撮影ボタンを押せばセット完了です。そのデータを基に、EYEが宇宙から地球の写真を撮影して送ってきます。

弘 竜太郎アナウンサー
「オーストラリアもここから見ると 全然形のイメージがここからずっと奥に続いているんですもんね」

「(携帯電話の)待ち受けにしたいな」

その他にも、ニューヨーク、月と地球、日本などいくつかチャレンジしました。人工衛星EYEの開発の目的、それは衛星写真を楽しむことだけではないようです。

ソニー STAR SPHERE PROJECT技術開発・運用リーダー 梅田 哲士さん
「自分の気に入った国とか美しい国を見ることによって、そこの国の事が好きになる。世界中の人が体験すれば世の中が平和になるんじゃないかな」

世界平和への思いが込められていました。

そして、弘アナが撮影を予約したオーストラリアの写真はどうなったのか? スタジオでは披露を心待ちにしていましたが、残念ながら今回は撮影できませんでした。しかし、日本を上空から撮影した写真を提供してもらいました。

普段とは違う角度から見る写真なので、なんとも不思議な感じもしますが、関西や四国、九州が写っているのが分かります。果てしない夢だった宇宙へのロマン、もう手の届くところまで来ているようですね。

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