東京・日暮里に“繊維街”と呼ばれる通りがある。１キロほどの通りに洋裁品を扱う問屋や専門ショップなどが、およそ９０店、軒を連ねている。そこで“都内最大級”とうたう生地の専門店を訪ねてみた。

店内には和風の藍染めや、ブライダル用の生地、さらに、海外からの輸入品など数万点にも及ぶ品をそろえてあり、一般のお客さんも購入できるとあって、連日賑わっていた。「ハロウィーンの今年、仮装衣装を作ろうか」という夫婦のお客さん、また、「小さなブランドを立ち上げる準備をしていて試作品を作る」という人まで様々だ。

ある二人組はコスプレが趣味で、その衣装作りのために布を買いに来ていた。そのうちの一人は、病院で働いていて、コスプレ歴１８年。コロナ禍で激務が続く中、コスプレは癒やしになるので空き時間は衣装作りに没頭してるという。コスプレの魅力は「普段の自分じゃないことができるから」だという。これまでつぎ込んだ費用はいかほどなのか？その答えに驚かされる。

さらに大学4年生の女子学生二人は、ある“イベント”の衣装作りのために材料を選びに来ていた。後日、そのイベントを取材してみると、キラキラした派手な衣装に身を包み、大学生活最後の舞台で活躍する二人の姿があった。

さらに手芸クラブを始める女性や、なぜか洋服30着分の生地を買い付けに着ている二人組もいた。そこには様々な“人間模様”が見えてくる。巨大な生地専門店で聞いた。あなたはなぜココに？

※詳しくは動画をご覧ください。(2022年10月26日放送「news every.」より)