50年後の同窓会のために タイムカプセルに校長が入れたウイスキーの味は… 茨城・水戸市
6日に茨城県水戸市にある小学校の同窓会が行われ、卒業生らおよそ300人が参加しました。そこで一人ひとりに手渡されたのは、タイムカプセルに保管されていた物です。
卒業生
「オレ、へたくそだな」
出てきたのは赤字で添削された習字の作品。50年前に書いたものだったのです。
実は水戸市立五軒小学校では50年前、児童らが校庭にタイムカプセルを埋めていました。そして去年、カプセルを掘り起こし、同窓会に向けて手渡す準備をしていたのです。
カプセルには当時の机やいすのほか、作文や教科書など、およそ1300点が保管されていました。中には、先生の給与明細も入っていたといいます。
卒業生(50年前は小学6年生)
「当時の写真と、あと、みんなで書いた寄せ書きですね。大人になったら総理大臣になりたいって書いていた」
卒業生(50年前は小学3年生)
「ワケのわからない絵が入っていました」
当時教師
「Bって書いてありますよ」
卒業生(50年前は小学3年生)
「評価はBみたいです」
また、カプセルの中には当時の校長先生が50年後の同窓会のためにと入れたウイスキーもあり、卒業生たちは当時は楽しめなかったウイスキーの味をかみしめていました。