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1年で最も臭う“春の汗” 脇や足、ベトベト汗が悪臭に… 対策は?

2024年5月10日 21:13
1年で最も臭う“春の汗” 脇や足、ベトベト汗が悪臭に… 対策は?

10日の東京は気温が上がり、日中に外にいると少し汗ばむような陽気でした。実はこの「春にかく汗」は、1年で最もにおうといいます。春の汗対策、みなさんはどうしていますか?

10日の東京都心は最高気温24.4℃、5月下旬並みでした。東日本や北日本では4月の平均気温は過去最高を更新し、例年より暑い今年の春。7月にかけても高温傾向が続く予想です。

街の人に「暑くなると気になることは?」と聞くと、かえってきた答えは「汗」。ただ、この春にかく汗は、実は1年で一番におうといいます。専門家は…

東海大学理学部化学科 関根嘉香教授
「汗をかく量が少ない割に、くさい汗になりやすいという特徴。冬の間に、汗腺という汗を出す腺、これが一部お休みしている。その状態で春になって、急に汗をかくようになると、塩分濃度が濃いベトベトした汗が出てしまう」

春の“ベトベト汗”は乾きにくく、放置するとキツいにおいを出してしまうといいます。

“今が一番キツイ”という汗のにおい、みなさんはどう感じているのか、街で聞きました。

会社員(50代)
「脇のあたりはけっこうベタベタしますね』

最近、家族から心ない指摘もあったといいます。

会社員(50代)
「(家族から)まず起きた時に『枕がくさい』。寝てると汗かきますよね、その時に『部屋がくさい』。寝てる時の汗がすごいから。シーツの色が変わってる時ある」

秋葉原で出会った、音楽ゲームで汗を流したという人は…

会社員(20代)
「たぶん100メートル走る、そのくらい汗かいてる。春に汗かいた時のにおい、気にしたことは1ミリもなかった」

――いつもタオルを持っている?

会社員(20代)
「遊びに行くときは絶対」

この汗をふくタオルも、意外な注意が必要です。

東海大学理学部化学科 関根嘉香教授
「乾いたものでふいてしまうと、水分が足りないということで、また汗が出てきてしまう」

乾いた布でふくと体温が下がらず、さらに汗をかいてしまいますが、ぬれた布なら肌に水分が残り、新たな汗をかきにくくなるといいます。

そこで、専門家も認めるのが…

東海大学理学部化学科 関根嘉香教授
「よく居酒屋さんとか、サラリーマンの方、おしぼりで顔をふいたりしますね。エチケット的にどうかというところではあるが、実はこれ体臭の対策としては非常に合理的」

さらに気になるのは、足から出る汗です。

大学生(20代)
「足(のにおい)はめっちゃ思います。靴脱いだら終わり。お座敷上がりたくない」

そこで、ズボラさんに朗報な対策がありました。靴下メーカーのタビオが、靴下の洗濯方法を投稿しました。

タビオ公式X
「裏返しが一番です」

裏返しといえば、ケンカの種になるイメージですが…

タビオ公式X
「理由は落ちにくい角質が裏側に多くつくため」

雑菌が多い裏側を洗うことが、においの改善につながるといいます。

   ◇

意外な対策は、他にもありました。

ユニクロ・マーケティング部PRチーム 落合愛菜さん
「意外と知られていないですが、エアリズムに消臭機能も実はついています」

ユニクロのエアリズム。特殊な加工で汗やにおいの元を吸着・中和し、消臭が期待できるといいます。

雑貨店の対策グッズも売れ行きが好調です。

ロフト・広報室 高橋ひとみさん
「前年に対して1.5倍の売り上げになっています。暑い日が続いていることも理由のひとつになるかと思います」

新登場したのは、足専用シャンプーです。家に帰って、まず足だけ洗いたいという人も多い時期。シャンプーをつけた足同士をこすりあわせ、お湯で流せば、1日歩いた足も清潔に。

日々の運動や入浴で汗を流すのも効果的だということです。

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