ケガや病気で苦しむペットを救う“新人獣医” 検査するも原因不明…迫られる「決断」
高度な医療機器を備え、1日に100件以上の動物たちを診察しているという動物病院。ここで今年の4月から獣医師として働き始めた、池内良輝さん。ペットと飼い主が抱える問題に応えようと奮闘する日々に密着した。
この日、診察に来ていたチワワのサスケ(13)人間で言えば60代後半にあたる年齢。
飼い主いわく「3日前頃からゼーゼーゼーゼー言い出して、変な呼吸をしていた」そうで急に呼吸が止まったりしないか、と不安になり病院に連れてきた。
呼吸器系の状態を見るために、レントゲン写真を撮影。池内さんが院長とともに原因を探ると、胸部気管虚脱という病気であることが判明した。高齢の犬や小型犬が発症することが多く、その原因や完全に治す方法は解明されていないという。
症状が急変する可能性もあり、1つのミスがペットの命取りになり得る状況で、新人獣医師・池内さんがとった治療法とは?
トイプードルのモコは前日の夜に、別の動物救急病院で診察するも原因が分からず、池内さんが勤める動物病院に転院されてきた。モコは17歳、人間でいえば80歳を超えている高齢犬。飼い主が撮影した映像には、苦しそうに首を上げて歩き回るモコの様子が。
エコー検査などを行うも、高齢のため老衰の可能性もあり、はっきりとした原因が分からない。“これ以上、手立てが無いかもしれない”ということを、言葉を選びながら、飼い主に伝えるのも獣医師の大事な仕事。
ペットの苦しみを少しでも取り除くため、新人獣医師・池内さんが飼い主と話し合い、導き出した答えとは-。
※詳しくは動画をご覧ください。(2022年9月1日放送「news every.」より)