“元・刑事“が取り組む発達障害児への支援 きっかけは“息子の誕生“と“過去の後悔”
大阪府にある支援施設。落ち着きのない子や、うまく言葉を話せない子など、発達障害のある未就学の子どもたちが通っている。施設を運営するのは北村耕太郎さん(41)。北村さんが大事にしているのは子ども一人一人の特性を「理解」して接すること。テーブルに落書きをしてしまう子がいても、決して怒らず、常に子どもたちに寄り添う。
5年前に会社を立ち上げ、現在は20か所の支援施設を運営する北村さん。以前の職業は、警察官。殺人や強盗などの凶悪事件も担当する刑事だった。
なぜ警察官を辞めて、子どもたちの支援を始めたのか。きっかけは長男・悠青くんが生まれたことだった。悠青くんは現在、支援学校に通う小学4年生。同年代の子どもと比べ、学習能力や運動能力の遅れといった発達障害がある。
31歳で警察官を辞めた北村さんは、障害について学ぶ中である思いを抱くようになる。“障害への理解を深め、偏見のない世の中に”北村さんがそう願う背景には、自らが警察官時代にしてしまった過ちへの、強い後悔があった。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年6月21日放送「news every.」より)