秋田市の穂積市長 新スタジアムは「1万人規模が理想」 市が主体となり建設や運営を進める可能性にも言及
秋田市の穂積市長は、八橋地区で建設を予定している新たなスタジアムの収容人数について、「1万人規模が理想」との見解を示しました。
また、建設や運営については、当初、民間事業者が主導する計画でしたが、市が主体となって進める可能性に言及しています。
穂積市長はこれまで、新たなスタジアムの規模について、5000人以上で検討するとの見解を示していましたが、自身としては、1万人規模の施設が理想的であると明らかにしました。
秋田市 穂積 市長
「その規模がきちんと(建設予定地に)入りきれるのかということと、やはりいま、建築資材、あるいは労務単価が上がる中で、それに耐えうる財政力が、県や市、あるいはブラウブリッツにあるのかと」
「(規模が)減っていったりする、増やしていったりする。そういう仕事も出てくるんだろうと思うので、理想としては1万人くらいが欲しいなというのがいまの本音ですね」
また、建設や運営については、当初、民間事業者が担う「民設民営」方式で進める計画でしたが、市が主体となって進める可能性に言及しています。
記者
「民設民営という手法を断念するのか」
穂積 市長
「今のところ民設民営というと、なかなか補助金の方もね、使えないような状況になるので、やはりより自治体にとっての負担が少なくなる。その可能性を追求すれば、それはやっぱり公設が強いのではないだろうかと」
「事業主体としては、『市』という可能性は強いだろうと」
このほか、穂積市長は、外旭川地区で建て替えを計画している、卸売市場の事業費が、大幅に増える見通しであると明らかにしました。
総事業費の見込みは、去年7月の時点で約115億円でしたが、事業計画に関わる市の幹部は、「倍近くになっている」と説明し、今月中に詳細を公表することにしています。