79回目の終戦の日 千秋公園に響く「平和の鐘」 秋田市
79回目の「終戦の日」です。秋田市の千秋公園では平和を願う集いが開かれ、戦争のない世界の実現に向けて鐘が鳴らされました。
この集いは、戦争のない世界を目指して様々な活動に取り組む「秋田ユネスコ協会」が開きました。
集まった11人は、79年前戦争の終わりが告げられた正午に合わせて、犠牲者を悼んで黙祷しました。
そして千秋公園の「平和の鐘」をそれぞれが撞き、今も戦争で苦しむ世界の人たちに思いを巡らせました。
千秋公園の鐘は、戦時中、兵器を生産するための金属として日本軍に供出されましたが、終戦後の1948年に再び設置されたものです。今は、特別な日だけ人の手で撞かれます
秋田ユネスコ協会 菅原展子顧問
「私たちが子どもの頃、戦後すぐの辺りに体験したことが、今のウクライナの様子なんか見ると重なるんですよね。ですからやっぱりああいう思いを今の若い人たちにさせたくないなあと、だからそのために 無力かもしれないけども、一人ひとりが平和へ何か出来ることを考える必要があるんじゃないかなと。そんな思いで鐘をつきました」
主催した秋田ユネスコ協会は若い人にも思いを伝えようと、こうした活動を今後も続けることにしています。