にかほ市にある道の駅の敷地に、大手アウトドアメーカー・モンベルの新たな店舗が28日にオープンします。

東北最大の売り場面積を誇り、市は、旅行客の増加とともに、鳥海山の観光拠点となることに期待を寄せています。

にかほ市の「道の駅象潟ねむの丘」に隣接する場所にできた、モンベルにかほ店。

27日は、関係者が出席し、オープニングセレモニーが行われました。

にかほ店の売りは、東北の店舗で一番広い売り場面積です。

東北最大の売り場はもちろん、品ぞろえも“最大級”。

約4万6000点のアウトドア用品が並びます。

さらに、にかほ店限定の鳥海山Tシャツなど、ここでしか買えないアイテムも並びます。

水戸谷卓記者
「モンベルにかほ店では、観光する際に便利な電動自転車に加え、鳥海山の登山にうってつけのトレッキングウェアも貸し出しています」

この店舗は、鳥海山周辺の観光・レジャーの拠点として、にかほ市と共同で整備が進められてきました。

総事業費は10億円あまり。

市は、旅行客の増加とともにアウトドアの魅力を発信し、体験するための拠点施設としても活用します。

にかほ市　市川雄次 市長
「豊かな自然、地域資源、大自然をいかに活用するかということが正直私ども素人ではできなかったところだったと思っています。これをモンベルさんの知見とネットワークを使って、何とかうまく磨き上げをしていきたいと思ってます」

セレモニーには、モンベルが出店していないエリアの自治体の関係者も出席していました。

様々な県内の自治体がモンベル招致に熱い視線を送っています。

次なる県内出店はあるのか。

モンベルの創業者、辰野勇会長に聞きました。

辰野勇 会長
「今、秋田のそれぞれの自治体の皆さんからいろいろこういった形の展開をご興味いただいていることは事実です。今後また時間をかけてその可能性を探っていきたいなというふうに考えてます」

現時点では自治体からのオファーを検討している段階だと述べるにとどまりました。

道の駅との相乗効果が期待されるモンベルにかほ店は28日午前10時にオープンします。