秋田県公立高校入試 1次募集の中間志願倍率発表 全日制の平均は0.86倍 学校別・学科別の最高は秋田南の1.41倍
公立高校入試の1次募集の中間志願倍率が発表されました。
1次募集は、一般選抜と特色選抜、ともに同じ日に受験が行われます。
全日制の平均志願倍率は、0.86倍となりました。
県内の公立高校入試の1次募集には、一般選抜と、部活動の成績なども点数化して配点する特色選抜があり、同じ学校であれば併願も可能です。
一般選抜と特色選抜を合わせた全日制全体の募集定員が6495人だったのに対して、総志願者数は5594人で、中間志願倍率は0.86倍でした。
学校別で最も倍率が高かったのは、秋田南で1.41倍、次いで秋田が1.27倍、秋田北が1.21倍でした。
学科別でも、秋田南の普通の1.41倍が最も高く、次いで金足農業の生物資源が1.31倍、由利工業の機械と大曲農業の食品科学がそれぞれ1.29倍でした。
特色選抜に限ってみますと、全体で1680人の募集定員に対し、志願者数は1000人で、中間志願倍率は0.6倍です。
以下は、学校、学科ごとの倍率です。
まずは県北地区です。
志願倍率が1倍を超えている学科は黄色で表示しています。大館桂桜の機械と土木・建築が1倍を超えています。
■国際情報・北陽・能代
こちらの3つの高校で1倍を超えたのは大館国際情報学院の普通科です。能代は全体で0・74倍でした。
■松陽・科学技術
こちらの2つの高校はいずれも定員割れとなっています。県北地区は、特色選抜が1倍を超えた高校はありませんでした。
続いて最も募集人数が多い中央地区です。
■五城目・海洋・男鹿工業
統合が検討されている2校男鹿海洋と男鹿工業で最も高倍率となったのは男鹿工業の機械で0・71倍でした。
■秋田西・金足農業
秋田西は全体の志願倍率が1・09倍。金足農業は3学科で1倍を上回り、中でも生物資源は学科別で県内で最も高い1・31倍です。
■秋田・北・南・中央・新屋
こちらの5つの高校はいずれも1倍を超えています。秋田南は全体の志願倍率が県内で最も高い1・41倍でした。次いで秋田の1・27倍、秋田北の1・21倍となりました。
■秋田工業・秋田商業
秋田工業は5つの学科すべてで全体の志願倍率が1倍を超えました。学科別では機械が最も高く1・21倍となっています。秋田商業は定員割れとなりました。
■御所野・本荘・由利・由利工
御所野学院も全体で1倍を超えています。本荘は全体で0・96倍、由利は0.82倍でした。由利工業は4つの学科のうち機械が1・29倍です。
■矢島・西目・仁賀保
矢島、西目、仁賀保はいずれも定員割れとなっています。
最後に県南地区です。
■西仙北・大曲農業・大農太田
大曲農業は食品科学が1・29倍です。募集停止が検討されている太田分校は全体の志願倍率が県内で最も低い0・09倍でした。
■大曲・大曲工業
大曲は普通、商業ともに全体で1倍を超えています。特色選抜で最も高倍率となったのは大曲工業の電気で1・43倍でした。全体でも3つの学科すべてで1倍以上となっています。
■角館・六郷
角館、六郷はいずれも定員割れです。
■横手・城南・横手清陵
横手は全体で1・02倍。横手城南は0・97倍でした。横手清陵はいずれの学科も定員割れとなっています。
■平成・雄物川・増田
平成、雄物川、増田はいずれも1倍を下回りました。
■湯沢・翔北・雄勝・羽後
湯沢は全体で0・94倍。湯沢翔北は総合ビジネスが1・11倍でした。
志願先の変更は10日から受け付けが始まり、13日に志願倍率が確定します。
学力検査は来月5日に行われます。