屋根がはがれる被害も…秋田県の沿岸で大荒れの天気 強い冬型は8日ごろにかけて続く見込み
今シーズン"最強寒波"の影響で、県の沿岸は大荒れの天気になり、建物に被害が出ました。
強い冬型の気圧配置が、8日土曜日ごろにかけて続く見込みで、今後は雪の降り方にも十分注意が必要です。
田村修アナウンサー
「秋田市は昨夜(4日夜)から深夜にかけて、強い風が吹きました。その風は、通勤通学時間帯も継続中です。雪に加え、非常に冷たい風が吹いています」
今シーズン最強寒波の影響で、県の沿岸は4日夜から断続的に風や雪が強まり、大荒れの天気となった時間がありました。
5日午前7時半ごろの秋田放送本社の情報カメラの映像では、初め、空が明るい状態でしたが、どんどん雲が流れ込み、数分のうちに、吹雪でほとんど見通せない状態になりました。
秋田市では、午前3時過ぎに最大瞬間風速27.5メートルを観測。
また、にかほ市では、午前9時に27.0メートル。
八峰町八森では、午前4時半前に25.6メートルの西寄りの風を観測しました。
ほとんどの地点で、午前中に最も風が強まりました。
県総合防災課によりますと、強風の影響で、秋田市と潟上市、それに男鹿市のあわせて5件で建物の屋根がはがれる被害が発生しました。
けがをした人はいません。
また、強風や大雪の影響で、JRは在来線の列車の運休や区間運休、運転見合わせが相次いでいます。
この先は、8日土曜日まで、奥羽線・羽越線・五能線で運休や遅れが発生する可能性があると見込まれています。
寒気の影響で気温が上がらず、26ある観測地点のうち14か所で、最高気温が0度に届かない真冬日になりました。
強い冬型の気圧配置は、8日土曜日ごろにかけて続く見込みで、今後は雪の降り方にも十分注意が必要です。