市場価格の上昇などが要因 主食用米の予想収量 去年を3万4000トンあまり上回る見通し 東北農政局
今年の主食用米の予想収量は県全体で約42万トンと去年を3万4000トン余り上回る見通しです。
農林水産省東北農政局によりますと10アールあたりの主食用米の予想収量は先月25日時点で582キロでした。県全体では42万200トンの見通しで、記録的な大雨などの影響を受けた去年から3万4400トン増えました。大雨の被害を受けた地域を除きおおむね天候に恵まれ、生育が順調に進んだことなどが要因に挙げられています。また主食用米の作付面積は7万2200ヘクタールと去年に比べ2300ヘクタール増えました。
一方、飼料用米などを含めたコメ全体の作付け面積は8万4200ヘクタールと増加は1200ヘクタールにとどまりました。
春ごろから主食用米の市場価格が上昇したことや今年度から飼料用米の栽培を支援する補助金が段階的に引き下げられたことなどから主食用米への転換が進んだと東北農政局は分析しています。