老朽化インフラをどう維持するか…県道の一部区間の廃止について検討 議員からは地域住民の理解を求める声 秋田県
県は、新年度に、県道の一部区間の廃止について検討を始めます。
埼玉県では、先月下旬に、道路が陥没してトラックが転落する事故が起きました。
老朽化したインフラをどう維持していくかが県内でも大きな課題となっています。
県道の集約や撤去を検討するための費用として、県は新年度の当初予算案に1200万円あまりを計上しています。
県や市町村の担当者、それに有識者を交えた勉強会を開くなどして、来年1月ごろまでに、検討対象となる区間や中長期的な方針を決めたい考えです。
自民 佐々木雄太 議員
「地域の方々の理解、市町村の理解、利用者の理解っていうのはやっぱり必要になってくるし、一方で、災害が最近多発してますから、もしかすると災害のことを考えるならば、単純に利用頻度が低いから撤去ということにもならないと思いますし」
自民 髙橋豪 議員
「一方的に『誰も通ってないんでやめますよ』『少ないんでここ終わりね』っていったら、田舎の道路全部やめなきゃいけないすよ」
これに対し県は、交通量やう回路の有無など、検討対象となる区間を選ぶ際の評価方法を定めたうえで、地域住民や物流事業者などからも意見を募りたいと説明しました。
県 建設部 川辺透 部長
「現状を把握して、評価手法を定めて分析した結果、こういう結果になりましたということですので、それで必要な路線があるとすれば、限られた予算の中で効率的に維持管理する手法もとれますし」
「あらゆる対策をとりながら、将来、人口減少に向かってどう管理していくか、それも含めて検討していきたい」
現在、県内の県道は189路線で、総延長は2755キロです。
老朽化が進んでいる路線もあって、近年は、毎年約20億円が維持管理費に費やされています。
埼玉県では、先月下旬に道路が陥没してトラックが転落する事故が起きました。
老朽化したインフラをどう維持していくかが県内でも大きな課題となっています。