秋田県沿岸部でドカ雪 18日夕方までに平野部でも多いところで40センチの雪が降る見込み 交通への影響や建物被害に注意を
冬型の気圧配置や寒気の影響で県の沿岸ではドカ雪になったところがあります。17日夜遅くから18日昼前にかけて再び降り方が強まる見込みで、大雪による交通への影響や屋根からの落雪、それに建物への被害に十分注意が必要です。
太田朋孝 記者
「一夜にしてかなりの量の雪が降っています。厚みがあります」
秋田市中心部では午前8時までの12時間で17センチの雪が降りました。これまでに観測された12時間降雪量の多い所は由利本荘市本荘で32センチ、秋田市大正寺で27センチ秋田市雄和で25センチで、沿岸を中心にドカ雪になりました。
熊谷奈都子 記者
「午前8時過ぎの秋田市東通です。この時間雪は降っていませんが、このように私のブーツがすっぽり埋まるほどの、ふかふかの雪が積もっています」
秋田市東通では、足元の雪に気をつけながら登校する児童の姿が見られました。
午後4時の積雪は秋田市中心部で12センチです。大正寺は61センチ、北秋田市阿仁合は56センチ横手市は38センチで、積雪が深い地点では平年の約4倍にのぼっています。
秋田市では今シーズン初めての市による一斉除雪も行われました。
雪かきする人
「急に降ったもんね~。静かに降ったから私もこんなに降っていると思わなかったから。びっくりしました。だってすっごくお天気よくて、どさっと。まぁあるんですけどねこういうときは。でもけさはきのう凍ったから雪は軽いです」
この雪の影響で、JRなどで列車の運休や遅れが出ているほか、車のスリップ事故も相次いでいます。
県内はこの先1週間も断続的に雪が降る見込みで、18日夕方までに予想される24時間降雪量は多いところで沿岸の山沿いは50センチ、沿岸の平野部は40センチです。
気象台は大雪による交通への影響や屋根からの落雪、それに建物への被害に十分注意するよう呼びかけています。