冬に蓄えた甘さたっぷり!春を告げる野菜「フクタチ」の収穫盛ん 出来栄えは上々 羽後町
春を告げる野菜として親しまれている「フクタチ」の収穫が、羽後町で最盛期を迎えています。
今年も、冬の寒さでたっぷりと甘さを蓄えた、おいしいフクタチに仕上がっています。
寒さが厳しい冬の間にハウスの中でゆっくりと成長する野菜、フクタチ。
まだ深い雪が残る羽後町の新成地区で、盛んに栽培されています。
秋にハクサイの種をまき、冬に甘さを蓄えるフクタチは「春を告げる野菜」として親しまれています。
JAうごでは、15戸の農家と法人が「ひばり野ふくたち」として栽培していて、農事組合法人 足田営農組合のハウスでも、収穫が最盛期を迎えています。
気温の上昇とともに茎が伸び、つぼみを出したフクタチは、「とう立ち」と呼ばれる状態で、いまがまさに旬です。
この冬は、寒暖の差が大きく、ハウスの温度管理に苦労したということですが、出来栄えは上々です。
足田営農組合 越前和行さん
「フクタチは、クセがなく、どんな料理にも合いますので、おひたしをはじめ、様々な料理にして、春を感じていただきたいと思います」
まだ雪が残る地域の数少ない葉物野菜として、重宝されているフクタチ。
JAうごは、今年約19トンの出荷を見込んでいます。
フクタチの収穫は来月中旬まで続き、主に県内に出荷されます。