健康保険証の新規発行が終了「マイナ保険証」の利用が基本に…秋田市では申請者が増加 街の声は?
健康保険証の新規の発行が終わり、2日からマイナンバーカードと一本化した「マイナ保険証」の利用が基本になりました。
これに伴って、秋田市でも、マイナンバーカードを申請する人が増えています。
医療機関を受診する際に提示する、健康保険証。
新規の発行が終わり、マイナンバーカードと一体化する「マイナ保険証」への移行が本格化します。
街の人の利用は。
「何回か使いました」
「何も(手続き)やっていないです。ちょっと面倒だなっていう」
「マイナンバー作ってないです。元々考え方が違うかなと。健康保険証からマイナンバーに移せばいいのに、勝手にあれを作ってくっつけようとしてるから」
今年10月時点の県内のマイナ保険証の利用率は、15.29%。
まだまだ利用している人は多くない状況です。
鴨下望美アナウンサー
「あちら、マイナンバーカードの申請窓口なんですが、たくさんの人が並んでいます」
一本化に伴い、秋田市役所では、マイナンバーカードを新たに発行する人が増えています。
「子どもの保険証が使えなくなるっていうところで、(マイナンバーカード)持ってなかったので申請に来ました。早めにしなきゃなと思ってたんですけど、なかなか行けてなかったんで、まぁ12月になったので来ました」
秋田市によりますと、マイナンバーカードの申請件数は、政府が一本化を正式決定したあとの今年1月ごろから増え始め、10月には3500件あまりの申請がありました。
先月は、その件数をさらに上回る見込みだということです。
市民生活部 市民課 工藤輝樹 課長
「お昼の時間を中心に窓口が混雑するという状況が続いていますので、その時間帯を避けて申請に来ていただければと思います」
健康保険証のマイナンバーカードへの紐づけは、市町村の窓口でもできますが、医療機関やオンラインのマイナポータルでも行えます。
マイナ保険証の登録をすれば、医師や薬剤師がこれまでの診療や薬のデータを見ることができるため、政府はより良い医療の提供や救急搬送の際の適切な応急処置や病院の選定につながると説明しています。
いまの健康保険証は、新しく発行されることはなくなるものの、すぐに使えなくなるわけではなく、最も長くて来年の12月1日まで使用することができます。
また、来年12月以降も、マイナ保険証を持っていない人は、保険証の代わりに交付される資格確認書を使えば、これまでと同じように受診できるということです。