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忘れられがち?……「父の日」にほしいものは 「祝われることしていない」“反省”も 贈り物に県民性?【#みんなのギモン】

2024年6月11日 9:32
忘れられがち?……「父の日」にほしいものは 「祝われることしていない」“反省”も 贈り物に県民性?【#みんなのギモン】
6月16日は「父の日」。母の日に比べて忘れられがちとの声もありますが、皆さん何がほしいのでしょうか? 街頭インタビューや調査から考えます。プレゼントを贈るかどうかは都道府県別の数字もあります。1位はアメリカの影響もありそうな、あの県でした。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「父の日 一番ほしいのは?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。
●プレゼントで県民性が?
●父のホンネ“妻や子から…”

■60代「忘れて翌週になったことも」

富田徹・日本テレビ解説委員
「6月の第3日曜日、(今年は)16日が父の日です。私も息子の父親なので、『父の日です』というのは恥ずかしいんですけど…。何か準備はしていますか?」

鈴江奈々アナウンサー
「父の日は忘れがちなので、もう既に手配しました」

河出奈都美アナウンサー
「まだ準備してないです。これから」

刈川くるみキャスター
「調べはしたんですけど、まだ準備してないです」

森圭介アナウンサー
「今週末ですよね? そんなもんですよね…」

富田解説委員
「父の日ってやっぱり、ちょっと存在感が薄い印象はありますよね。街の人はどうなのか聞いてみました」

子どもが2歳
「父の日がいつ…覚えていないです。6 月の…中旬。保育園で子どもが作る物があるので、それを渡す予定です。母の日は、今はやっているアクリルスタンドをもらいました。かわいくて家に飾ってあります」

会社員(60 代)
「(家族が)忘れて翌週になったことがある。だいたいお花が多いですね。お花かケーキか」

富田解説委員
「やっぱり母の日に比べて劣勢が否めない感じです」

森アナウンサー
「ぜいたくは言いません。覚えてもらってたらラッキーだというくらいの気持ちでいます」

■「父親にしたい著名人」ランキング

富田解説委員
「父の日を前に、日本生命が行った『父親にしたい著名人』ランキングがあります。1位は所ジョージさん(69)、2位は明石家さんまさん(68)、4位は池上彰さん(73)、5位は三浦友和さん(72)でした。3位は誰でしょうか?」

刈川キャスター
「大泉洋さん?」

森アナウンサー
「アカデミー賞をとった『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督?」

鈴江アナウンサー
「内村光良さん」

河出アナウンサー
「舘ひろしさん」

富田解説委員
「正解は大谷翔平さん(29)です。ちょっと前まで理想の息子みたいな感じだったんですけど、もうパパとしても期待されているということで。アンケートでは父親や夫などにプレゼントを贈るかどうかも聞いています」

■「贈る」は68.5%、予算は6001円

富田解説委員
「贈ると答えた人は68.5%。母の日は75.0%だったので、6.5ポイント負けています。プレゼントで一番多いのはお酒だったんですが、平均予算は6001円。母の日(5948円)に比べてわずかながらリードしています」

森アナウンサー
「リードなんて言っちゃダメです、分断を生むのはやめましょう! ほぼ誤差です!」

河出アナウンサー
「勝ち負けじゃないですから。気持ちや、何をもらったらうれしいかなと考える時間が大事ですからね…」

■プレゼント贈る? 都道府県別の結果

富田解説委員
「日本生命の調査では、プレゼントを贈るかどうかについて都道府県別の数字も出ています。一番低いのは和歌山県で44.4%。東京都は43位で63.1%でした。埼玉県は24位で70.2%、神奈川県は22位で70.6%でした」

「上位は5位が福島県で80.7%、4位が佐賀県で80.8%、3位が鹿児島県で83.9%、2位が大分県で87.0%。そして1位は沖縄県で9割以上の90.6%でした。全国的に見ると大都市圏の方が低くて、それ以外の地域は贈る割合が高い傾向があるようです」

鈴江アナウンサー
「1位の沖縄は出生率が高いから、子どもが多いからということが関係するんですかね?」

■贈り物をする習慣多い沖縄…ナゼ

富田解説委員
「気になりますよね。日本テレビ那覇支局の佐藤拓支局長に聞いてみると、いくつか理由を挙げてくれました。まず、沖縄は祖先や家族を大事にする文化がある。家族そろって先祖の墓参りに行くなど家族行事も多く、親を敬うカルチャーがあるといいます」

「また、父の日も母の日も、元祖はアメリカ。本土復帰前の沖縄では、その影響で母の日も父の日もイベントとして定着したといいます」

「父の日の贈り物としては、夏に着るかりゆしも人気だそうです。ただ佐藤さんはまだ子どもたちからプレゼントをもらったことがないということで、今年は密かに期待していると話していました」

刈川キャスター
「かりゆしなど定番の贈る物があると、贈る側も選びやすいのかなと思いますね」

■街で聞いた…父親が欲しいものは?

富田解説委員
「実際、お父さんたちは何が欲しいのか街で聞いてみました」

子どもが1歳・3歳
「欲しい物は…物は別にないですね。気持ちをいただければ」

会社員(50代)
「毎年忘れられている存在ではありますが、でももしできることならば、2人の娘から『お父さんってがんばってるな』という言葉が聞けたら一番うれしいですね」

「昔は肩たたき券とかもらうだけで喜んでたけど、今はなかなか肩たたきしてくれるかどうか。2人とも成人してますし」

隣にいた会社員(20代)
「今年正直、全然考えてなかったんですが、今聞くと肩たたき券ですかね。素朴なプレゼントしてあげると喜ぶのかなと思いました」

河出アナウンサー
「肩たたき券にしようかな、今年。お父さんたちみんながんばってると思うので。私はお花をあげたり、一緒に出かけて時間を過ごしたりというのは(あります)」

森アナウンサー
「それもう、憧れ…。素敵」

刈川キャスター
「私は実家が地方で離れて暮らしているので、テレビ電話で話します」

森アナウンサー
「それは父の日以外でもやってあげてください」

刈川キャスター
「でもやっぱり喜んでくれるので。一緒にピースして父が映っている画面と私が映っている画面をスクリーンショットで撮って『ツーショットだよ』って父の日に送って…」

森アナウンサー
「待ち受けにしちゃう…」

鈴江アナウンサー
「それはうれしいですね」

■0~17歳の子どもを持つ父親に調査

富田解説委員
「世間のパパたちがどういうものを欲しいのか。0~17歳の子を持つ父親を対象に、子育て関連の事業を運営する会社『キッズライン』が調査しています」

「この会社は母の日に合わせても同じアンケートをしていました。ママたちが欲しかったものは、1位が『自分だけの時間』、2位が『感謝の言葉や手紙、手作りの品』、3位が『お花』でした。では、お父さんはどうでしょうか?」

「3位は『何もいらない』(16.6%)。理由としては『毎日に満足しているし、特に欲しいものもないから』(30代)や、『育児にあまり関われておらず祝われるようなことをしていないから』(30代)という声がありました。反省の弁ですね」

「2位は『家族みんなで過ごす時間』(18.9%)です。声としては『何も予定を入れずのんびり過ごしたい』(50代)や、『ゆっくり公園などで家族と過ごしたい』(30代)というものがありました」

「そして1位は『感謝の言葉や手紙、手作りの品』で 20.0%に上りました。『子どもと妻からも仕事のねぎらいと感謝の言葉がほしい』(40代)や、『母の日に妻がもらっているのを見て、自分もほしいと感じた』(20代)という声がありました」

「同じ調査では、お父さんたちが子育てに十分関われていない理由として、長時間の仕事や残業を挙げていました」

■「十分家族と過ごせていない」意識が?

富田解説委員
「普段は十分家族と過ごせていないという意識もあって、父の日にお父さんたちとしては家族みんなでゆっくり過ごしたい、物をもらうよりも何か一緒に体験したいという傾向が出ているのかもしれないですね」

鈴江アナウンサー
「日頃、当たり前のようにお互いやってくれることを享受し合っているんですけど、改めて父の日だからこそ、ちゃんと夫にも感謝の気持ちを伝えなきゃなと思いました」

森アナウンサー
「言葉にして伝えましょう」

富田解説委員
「父の日のプレゼント商戦も増えてきたんですけれども、高価な物を贈らなくても、例えば『今日って父の日だよね』と覚えているだけでも喜んじゃうかもしれません」

(2024年6月10日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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お寄せいただいた情報をもとに日本テレビ報道局が調査・取材します。

#みんなのギモン

https://www.ntv.co.jp/provideinformation/houdou.html

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