コロナ患者を搬送するドライバー 自身の陽性が判明し、病床から家族に残したメッセージ
1年半ほど前から、新型コロナの患者を搬送するドライバーを務めるようになった迫田さん。仕事を始めるに当たり、妻と2人の子どもとは別々に暮らすことに。『父ちゃん、コロナにかからないでね。仕事がんばってね』と子どもたちから応援されるも、搬送業務を始めて5か月ほどたった頃、迫田さんの感染が判明。コロナ病床で命の危険を感じた迫田さんは、家族に向けてビデオメッセージを残した。
迫田さんは愛知県で、寝たきりなど、介助が必要な人の移動に使われる介護タクシーのドライバーをしていたが、1年半ほど前から市の委託を受け、新型コロナ患者の搬送を始めることに。
この日、搬送依頼を受けたのは、車いすを利用する80代の男性。慎重な手つきで車いすを操作すると、送り出す家族に一礼。運転席に乗り込む前に、感染者に触れた可能性があるものは全て処分する。
感染対策を徹底していたが、搬送業務を始めて5か月後。迫田さんの感染が判明。病床から、家族へビデオメッセージを残すが、妻の麗さんは、心配性な子どもを不安にさせないため、メッセージは見せず、感染したことも伝えなかった。
それから約ひと月後、無事に退院した迫田さんは、妻の麗さんと相談し、子どもたちに、コロナ感染していたことを打ち明け、病床で撮った“ビデオメッセージ“を見せる。
※詳しくは動画をご覧ください。(2022年6月30日放送「news every.」より)