みかんの新品種「C系統」 約20年かけて開発「おいしく色づきが良い」 愛知県とJA蒲郡市
愛知県農業総合試験場は、JA蒲郡市と共同でハウスミカンの新品種「C系統」を開発し、品種登録したと発表しました。
既存の品種と比べて糖度と酸味のバランスが良く、皮の色づきが均一なのが特徴です。
夏場に熱帯夜が続くと色付きが悪くなるのが悩みの種でしたが、「C系統」は暑くても着色が良いということです。
おいしく着色が良い独自品種の開発を目指し、2005年に共同研究を始めてから19年かかりました。
県とJAは、ブランドイメージのアップや、農家の所得が上がることに期待しています。
今後も試験栽培を続け、2027年に生産者に苗木を供給し、2033年ごろに出荷が始まる見通しです。
愛知県は蒲郡市を中心にハウスミカンの栽培が盛んで、栽培面積・出荷量ともに全国2位です。