初公開“空飛ぶ軽トラ”!? 「ジャパンモビリティショー」に愛知県も参加
10月26日開幕したジャパンモビリティショー。その会場では驚きの新技術が披露されました。実はこのイベントに愛知県も出展していて、初公開されたのは「空飛ぶ軽トラ」。一体どんなものなのでしょうか?
ワクワクするような未来を体験できるブースが並ぶなか、26日に情報解禁されたのが「空飛ぶ軽トラ」です。
50kgの荷物を50km先まで運ぶ事ができる新型のドローン。
タイヤがついていて、飛ぶだけではなく走行することも可能。山間部や離島などへの配送や災害時での活躍が期待されています。
そんな最新ドローンのお披露目会。司会をしていたのがなんと愛知・大村知事!
実はこのブース、愛知県が出展したもの。
県は今年5月、ドローン開発社など6社と連携協定を結び、新しい移動手段を使ったモビリティ社会の実現を目指しています。
「空飛ぶ軽トラ」を開発したこの企業「プロドローン」もプロジェクトに参加しているんです。
プロドローン 菅木紀代一 副社長:
「愛知県はトヨタのように巨大企業もあるし、カーボンファイバーやアルミなどの入手に、この地区は非常にいい」
さらに、県内にはドローンのテスト飛行が無料でできる場所もあり、開発がしやすい地域だといいます。
そこで、取材班が「空飛ぶ軽トラ」の開発現場へ!名古屋市天白区に拠点を置く「プロドローン」。
菅木 副社長:
「ここに検査用の機体が置いてある。実際にはここはだだっ広くて、ここで飛ばしたりしています」
8年前にできたこの会社。約50人の社員で開発を行っています。
菅木 副社長:
「元々ラジコンヘリの設計から始まり、模型のヘリコプターも作っているが、そのノウハウを使って、これぐらいのヘリを作った」
エンジニアにもヘリコプターの設計者が多く、構想から約1年半で空飛ぶ軽トラを開発。実用化に向け、さらなる進化を目指しています。
菅木 副社長:
「もうちょっと携行性、持ち運びが楽なように、災害時は使うものの準備に時間を使ったら元も子もないので機械的要素として、できるだけシンプルでタフ、壊れにくく風雨に強いというものを作らなきゃと思っている」