4月からプラごみ分別に新ルール プラスチックは一括収集に 名古屋市
名古屋市では4月からプラスチックごみの分別のルールが変わります。そのワケを取材しました。
プラスチックごみの分別方法また変っちゃうの・・・!?すでに、トレーなどはプラスチック資源として分別はされてきたと思いますが、4月からは、歯ブラシやDVDなど、これまで可燃ごみとして収集されてきたプラスチック製品も同じ資源として出さなくてはいけなくなるんです。
名古屋市がプラスチックごみの分別方法を変更するのは3度目。なぜ変わるのか?市の担当者に聞いてみると。
名古屋市環境局 山田智隆さん:
「元々は令和4年4月にプラスチックの新しい法律ができたのがきっかけ。その流れでプラスチックをなるべく循環させて使っていこうとした」
2022年に施行されたプラスチック資源循環促進法。ごみではなく資源としてプラスチックを活用しようと全国でも取り組みが広がっています。
名古屋市環境局 山田さん:
「ごみを燃やしたときにCO2を一番発生させるのはプラスチック。プラスチック製品を資源に入れることで環境負荷を下げる効果もある」
新ルールでプラスチックごみを分別すると4000トンをリサイクルでき、CO2の排出量が約5.8%削減される見込みということです。
しかし、プラスチックを分別する業者には、負担も。
選別は、機械だけではなく人の目と手で最終チェックがされます。そのワケは・・・
けたたましく鳴るサイレン。なんと出てきたのは、防犯ブザー。確かに外側は、プラスチックですが、中に電池が入っているため取り除かなくてはいけません。
4月からは、回収されるプラスチックが増えるため、より人の手が必要に。そのため、スタッフの勤務時間を延長するなど対応するとしています。
神鋼環境メンテナンス 田中良征さん:
「資源ごみが増えるということで、対応に迫られている部分があるが、脱炭素社会を目指す中では歓迎すべきことだと理解しています」
名古屋市のゴミ分別方法、細かいようでも環境保護のため将来を見据える取り組みがはじまっています。