"愛知県対決" 「名人戦」七番勝負の第1局は藤井八冠が勝利
愛知県対決となった名人戦第1局は、藤井聡太八冠が豊島将之九段に勝利しました。これで藤井八冠はタイトル戦での連勝を16に伸ばしました。
11日まで東京都内で行われた「名人戦七番勝負の第1局」は愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠に一宮市出身の豊島将之九段が挑みました。
対局は、拮抗した形勢が長いこと続く熱戦となりましたが、午後9時すぎ141手までで藤井八冠が豊島九段を投了に追い込み勝利しました。
対局を振り返り、藤井聡太八冠は「序盤はあまり想定しない展開となって一手一手難しいかなと思って指していました」「内容的には結構押されている時間が長い将棋だったと思うのでまずはしっかり振り返ってまた次局につなげられたらと思う」と話しました。
一方、豊島将之九段は「久しぶりだったので1局経験できたのは良かった」「しっかり準備してまた頑張りたいと思います」と話しました。
藤井八冠は、これでタイトル戦での連勝を16に伸ばし、歴代1位の大山康晴十五世名人の17連勝にあと1勝としました。
4月20日に行われる叡王戦五番勝負の第2局に勝利すれば最多タイとなります。
一方の豊島九段は、5年ぶりの名人位への返り咲きを目指し、次回有利な先手番でまずは一勝をつかみたいところです。
名人戦七番勝負第2局は4月23日から千葉県成田市の成田山新勝寺で行われます。