オットセイが漁港に迷い込む 衰弱した様子で食欲なく… 鳥取市
20日朝、鳥取市の漁港で、衰弱したオットセイが見つかりました。自力で船着き場まで上がってきていましたが、あまり動かず、やせている様子だったということです。
鳥取県内でオットセイが見つかるのは、記録が残る1963年以降、今回で5例目です。
目撃した人
「ぶるぶる震えているような感じだった。水族館とか、そういった施設でしか見ることのない生き物が、目の前にいるのはびっくりしました」
現在は動物病院で保護されているオットセイ。体長約1メートル、体重25キロほどのメスの子どもだということです。
倉吉動物医療センター・山根動物病院 高島一昭総院長
「かなりやせていますので、この個体は。慢性的にごはんが食べられずに、泳ぐこともできずに、陸(おか)に上がったんだと思います」
今は食べる元気がなく、点滴を受けているオットセイ。鳥取県は、今後の回復具合をみて、海に帰すかどうかなどの対応を決めるとしています。