県産の食材を使ったグルメの話題、福島市にある行列のできるお店が常磐もののおいしさをさらに引き出す、とっておきのグルメを考案しました。

ヒラメやシラスなど、おいしいものがたくさんある、常磐もの。そのおいしさをさらに引き出そうと、先日、あるコラボレーションが実現しました。

「常磐もの」の相馬市で取れたシラスとあおさをフライパンで火にかけると、混ぜたのは…カレー粉です。常磐ものを使った新しいカレーが完成しました。

考案したのは、福島市のカレー店「笑夢」の芳賀さんです。「常磐もの」のおいしさをさらに引き出そうと新しいスパイスカレーを作りました。

取材した日は、試食会で、相馬双葉漁協の原釜地区青壮年部のメンバーにさっそく食べてもらいました。

■相馬双葉漁業協同組合原釜地区青壮年部 齋藤智英 部長
「自分の中ではピンときてなくて、大丈夫なのかなと思ったけど、今食べさせてもらって、やっぱりプロの人は違うなと思った」

正直、シラスとあおさをカレーに組み合わせるのは難しいと笑夢の芳賀さんも感じていたそうです。

ただ、そこは「常磐もの」の可能性を信じて、何度もトライ。相馬産のシラスをふんだんに使い、濃厚なうま味をオイルに抽出し、10種類ほどのスパイスと組み合わせ、ここでしか食べられない逸品に仕上げました。

■Curry and Spicedishes 笑夢 芳賀 眞代表
「たくさんの方に来てもらって、シラス、常磐ものも含めて、海のもの知ってもらって、美味しく食べてほしいなという風に思う」

シラスとあおさとスパイスが織りなすコラボカレーは、10月13日に「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」で開催されるイベントで試食が提供されます。