芸術の秋にぴったり…色鮮やかなちりめん細工の世界に注目!いわき市で展示会開催・福島県
芸術の秋にぴったりの話題です。いわき市で作られる色鮮やかなちりめん細工の世界に注目です。
いわき市にある地域の交流施設「清航館」で始まったのが、ちりめん細工を集めた展示会です。ちりめん細工は絹織物を縫い合わせて作った江戸時代からの工芸品です。
■ちりめん細工教室「ままや」 中川敬子さん
「色は昔の着物、絹物の素材を使っているので、現代の色合いとはちょっと違ってあでやかさが増していると思いますね。全体の出来栄えを想像しながら作っています。」
展示会には、ちりめん細工教室「ままや」の先生の中川敬子さんと生徒が作った作品がずらりと並んでいます。「ままや」では、子どもの健やかな成長を願い作った「つるし雛」の展示会を毎年1月に開催。2024年は、5年ぶり、秋にも展示会をやろうと、開催しています。1月の展示会では、展示しきれなかった作品や置物のちりめん細工が目玉なのだそう。
秋の展示会のテーマは「春夏秋冬」。春の野菜に、夏のアサガオ。秋はきのこ、冬はお正月をイメージした作品まで。四季折々の華やかなちりめん細工が500作品並び、訪れた人たちを楽しませてくれます。
■生徒
「作っている時は、必死なので出来上がると、やっと達成っていう喜びはありますね。」
こうして皆さんがこだわって制作するちりめん細工ですが、期間中は「ミニつるし雛」のワークショップも体験できるということで…井上千沙アナウンサーも挑戦!折り紙のようにカラフルな布を折って、針と糸で紡いでいく繊細な作業です。
ワークショップとちりめん細工の展示会「春夏秋冬」は、11月3日、日曜日まで開かれています。
■ちりめん細工教室「ままや」 中川敬子さん
「毎年つるし雛をやっているんですが、こんなものも作っているというのを皆さんに見ていただければと思って企画しました。色の形と、綺麗さ、四季を感じてもらえたらいいかな。」