倉庫で5年間「塩漬け」されていた巨大な白い岩 行橋市で展示が始まる その正体は
福岡県行橋市で3日前から展示が始まった、ある「巨大な物」が話題となっています。倉庫で5年間も『塩漬け』にされていたといいます。
■吉村史織アナウンサー
「ある巨大な物が、ここ行橋市にあるということなのですが、いったいどんなものなんでしょうか。」
■市民
「どこかの玄関の前に置いたと聞いたような。置くのが大変だったみたいな話を。」
「行橋の企業か、商売やった人が買った。」
「それ」は自然薯(じねんじょ)の直売所にありました。
■吉村史織アナウンサー
「ありました。大きい、すごい。」
店舗前に飾ってあったのは、謎の巨大な白い岩です。
■自然薯 御薯の里・大嶋隆美さん
「これは岩塩で、アメリカ産のね。だいたい重さが3トン近くあるという岩塩です。」
白い岩の正体は、岩塩でした。3日前から展示が始まりました。アメリカ産とドイツ産、2つ合わせて5.5トンです。
■吉村アナウンサー
「どういう経緯で買ったのですか。」
■大嶋さん
「メルカリで売られているのを知ったものですから。えーっと思って、一発でそこに目が行って。」
この直売所を経営する大嶋隆美さんは、1月21日にフリーマーケットアプリ「メルカリ」でこの2つの大きな岩塩に一目ぼれして、42万円で購入しました。
実はこの巨大な岩塩、かつて愛知県東浦町の郷土資料館で展示されていたものです。しかし、施設のリニューアルにより岩塩は撤去され、およそ5年間、倉庫に眠り続けていました。そして去年。
■愛知・東浦町の担当者
「フリマアプリで購入者を募ろうかなと思っています。」
町はリサイクルなどの目的で、フリマアプリ「メルカリ」にそれぞれ30万円で出品したのです。話題にはなるものの、なかなか買い手がつかなかったため、1個21万円に値下げしました。それを見た大嶋さんが衝動買いしたというわけです。
大嶋さんはもともと、岩や木を集めるのが趣味だといいます。
■大嶋さん
「本当にびっくりしました。こんなやつ見たこともないし、きれいだなと思った。しょっぱい。」
※展示品のため通常は食べられません。
巨大岩塩を見に来た人は。
■訪れた人
「すごいですね。透明なのでびっくり。」
「これで人が集まってきたらいいよね。」
この岩塩は当面、直売所に展示される予定です。今後、イベントで貸し出すことも考えたいということです