コメの価格が高止まりする中、福岡県筑前町はすべての町民を対象に、地元産の新米5キロを無料で配ることを決めました。

筑前町によりますと、新米を配布するための事業費およそ1億1900万円を含む補正予算案が、先週の臨時議会で可決されました。物価高に苦しむ町民の生活を応援するのが狙いで、すべての町民およそ3万人を対象に地元で作られた新米5キロを無料で配ります。

11月中に各世帯に対して引換券を送る予定で、12月14日から19日の間に、地元のJAの施設3か所で新米を受け取ることができます。

今シーズンの新米が出回り始め、品薄は解消されてきましたが、コメの価格は高止まりしています。

そうした中での無料配布について、筑前町の担当者は「年末に価格を気にせず、地元産の新米を食べてほしい」と話しています。