卓球の早田ひな選手が早良警察署の一日署長に 家族にゆかりの警察署で「姿勢をピシっとしてと言われた」 福岡
ことし夏のパリオリンピックで2つのメダルを獲得した卓球の日本代表、早田ひな選手(24)が7日、福岡市で一日警察署長を任されました。その警察署は、早田選手の家族とゆかりがありました。
■早田ひな選手
「犯罪や事故防止のお声がけができるように頑張りたいと思います。本日はよろしくお願いします。」
早良警察署の一日署長に任命された、卓球日本代表の早田ひな選手。
夏のパリオリンピックで利き腕の左腕にケガを抱えながらもシングルスで銅、さらに女子団体ではと銀と、念願のメダルを2つも手にした日本女子卓球界のエースです。
福岡県警としては今回、抜群の人気を誇る早田選手にSNS型投資詐欺や交通事故に注意を呼びかけてもらおうと、一日署長への就任を依頼しました。
早田選手は北九州市出身ですが、なぜ福岡市の早良警察署なのでしょうか。
■早田選手
「警察官だった祖父が勤めていた早良警察署の一日警察署長を務めさせていただくことになり、 感謝の気持ちと、身が引き締まる思いでいっぱいです。」
早田選手の祖父は元福岡県警の警察官で、およそ20年前、当時の西警察署、いまの早良警察署で署長を務めていたのです。その祖父から、署長としての心構えを教わったといいます。
■早田選手
「きっちりした性格の祖父なので、身を引き締めるというか姿勢をちゃんとピシっとしておきなさいとは言われました。」
その後、「早田署長」は、西新商店街を“パトロール”しました。ファンをとりこにした“ひなポーズ”も披露しながら、商店街の人たちの声援に応えていました。