【猛暑】「涼を求めて」子どもたちは川遊び この時期だけの「ジェラート街道」 続く暑さの影響も 福岡
20日連続で熱中症警戒アラートが出されている福岡で、連日の暑さのなか、“涼”を求める人たちを8日に取材しました。
■吉村史織アナウンサー
「午後3時すぎの久留米市田主丸町です。夏らしい入道雲が広がっています。暑いです。手元の気温計は現在38.9℃、暑い、汗が止まりません。」
久留米市では8日の日中の最高気温が38.7℃を記録しました。福岡県内は行橋市で38.0℃、太宰府市で37.6℃など、各地で35℃を超える猛暑日となりました。
福岡県内に熱中症警戒アラートが出されたのは20日連続です。
FBSのまとめでは、8日午後3時までの熱中症疑いの通報や搬送は、福岡県で25件、佐賀県で9件に上りました。重症者はいないということです。
久留米市田主丸町の巨瀬川では、“涼”を求めて川遊びをする子どもたちを見つけました。
■子ども
「川、最高!」
「食」で“涼”を感じられる場所もあります。を訪ねました。
■吉村アナウンサー
「一年中、ツバキが展示されている久留米市世界のつばき館では、売店の一角においしそうなジェラートが販売されています。」
久留米市内の県道151号などは「耳納北麓ジェラート街道」と名づけられていて、道路沿いの8つの店舗が夏限定で趣向を凝らしたジェラートを販売しています。
その一つで味わえるのは、ツバキの花びらをイメージしたあまおうとミルクのジェラートです。
■吉村アナウンサー
「甘酸っぱいイチゴのソースの部分と、濃厚なミルクジェラートの部分がすごくバランスがいいです。椿油がミルクジェラートの部分に入っているということで、すごく舌触りがなめらか。舌にすっと溶けていくような感じがあります。」
■耳納北麗ジェラート街道推進協議会 事務局長・国武博さん
「暑い時期に冷たいジェラートを食べて涼んでいただけたら。」
一方で、ジェラートの原料にも暑さの影響が。
自社農園で育てた巨峰を使ってワインを製造する、久留米市の巨峰ワイナリーでは、巨峰果汁をたっぷり使ったジェラートを販売していますが、巨峰を見せてもらうと。
■巨峰ワイナリー・岡石 茉奈美さん
「朝晩の寒暖差がなくて、色づきが悪い。」
例年なら、お盆ごろにはほとんどの巨峰が深い紫色になるそうですが、日中の暑さに加え、夜も気温が下がらないことから、ことしはまだ7割ほどしか色づいていません。
収穫が遅くなると、イノシシなどの動物に狙われることも増え、暑さがどこまで続くのか心配しています。
■岡石さん
「この暑さに巨峰も参っていると思います。」
各地で影響が出ている猛暑は、まだまだ続く見通しです。