×

高校生がヘルメットの重要性を動画で伝える 4月から県立学校で自転車通学時の着用が義務化 福岡

2025年2月24日 18:52
高校生がヘルメットの重要性を動画で伝える 4月から県立学校で自転車通学時の着用が義務化 福岡

福岡県内の県立学校で、ことし4月から自転車で通学する生徒のヘルメット着用が義務づけられます。ヘルメットの重要性を改めて伝えようと24日、高校生が動画制作に取り組みました。

福岡市東区で高校生が行っていたのは、動画の撮影です。テーマは、転車のヘルメット着用。

去年、福岡県警が行った調査によると、高校生のヘルメット着用率は全世代で最も低い8.1パーセントでした。

そんな中、ことし4月から、すべての県立高校で自転車通学時のヘルメット着用が義務化されます。

重要性を伝えるため、動画を制作してほしい。警察からの依頼を受けて、福工大付属城東高校、映像クリエイター部の3人がディレクター、カメラマン、音声として撮影に臨むことになりました。

■ディレクター・松木友佑さん(2年)
「改めてヘルメットの重要さが動画で伝わればいいなと思っています。あっちの道路から手前にやってきて、右左を確認するシーンを撮影します。」

出演は、北九州市出身のモデルで現役高校生の古田彩仁さんです。

■古田彩仁さん(17)
「自分が着用して見せることで、私もかぶってみようかなと思ってもらえたらと思います。」

動画では、ヘルメットをかぶって自転車の正しい乗り方を実演するほか、警察官役になり注意点を呼びかけます。

■古田さん
「夜間はライトを点灯しよう。」

また、警察も交通整理やパトカーの出動などで撮影に協力しました。

■東警察署・伊東篤志 交通1課長
「高校生が考えて自分で作るので、今(自転車に)乗っている高校生たちにも伝わる。それが一番です。」

撮影は、およそ6時間で終了しました。

3人は今後、編集作業も行い、ヘルメット着用が義務化される前の3月末までに完成させる予定です。

■松木さん
「自転車は便利な乗り物だけど、 一歩間違えたら自分自身だけじゃなく相手も含めての事故になってしまう。友達も結構自転車に乗ってる人が多いので、そういう人たちに伝えられたらいいなと思います。」

完成した動画は、警察のSNSや街の大型ビジョンなどで流される予定です。

最終更新日:2025年2月24日 19:45
福岡放送のニュース