"猫の手も借りたいDIY" 猫の島で空き家再生・活性化へ新たな取り組み
ネコの島として知られる上天草市大矢野町の湯島。12月、空き家再生の新たな取り組みが始まりました。
12月2日。上天草市の沖合に浮かぶ湯島で開かれた「DIY木の学校ゆしま」。熊本市や鹿児島県から集まった約20人が、1泊2日で工具の使い方や湯島について学びます。
■のこぎりを使う参加者
「引くときだけしか切れない」
「切れました!」
なぜ湯島でDIYなのでしょうか?
■一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会熊本県上天草支部 星野真理支部長
「島民や、よそから来た方が一緒に湯島や空き家のことを考えるきっかけになればと思っています」
湯島の人口は約260人。高齢化が進み空き家が増える中、DIYを学んで空き家をリフォームし、地域活性化につなげる狙いです。
翌日、一行はさっそく空き家へ。
■参加者
「仕事でこの場所だけ借りて仕事するとか。このロケーションがあるから、かなう部分もあるのかなと」
半年以上人が住んでいない住宅2軒をリフォームします。この日は、壁や床の張り替えをしました。
■参加者
「床張りとかやるのは初めての体験。やってみて思ったのは難しい。みんなとわいわいやると楽しいですね」
■一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会熊本県上天草支部 星野真理支部長
「湯島にいろんな人が来て、みんなで空き家の課題を考えて、みんなで楽しく活用するという未来があったらいいな」
空き家のリフォームは、来年3月の完成を目指していて、宿泊施設やワークスペースなど地域活性化の拠点として活用する予定です。