県民に希望と活力を与えるような功績を残した人に贈られる熊本県民栄誉賞。これまでプロ野球の選手や監督として活躍した秋山幸二さんやヤクルトスワローズの村上宗隆選手、漫画｢ONE PIECE｣の作者、尾田栄一郎さんたちが受賞しています。

12日、熊本県庁に受賞者の手形などが設置され、除幕式が行われました。

■松本茜記者
「受賞者の手形がずらりと並んでいます。村上宗隆選手の手形に手を合わせてみると、とても手が大きいのが分かります」

県庁の入り口近くに設置された県民栄誉賞受賞者の手形。これまでに県民栄誉賞を受賞した10組11人の手形や顔のレリーフが並び、受賞者の功績も記されています。

県庁を訪れた人に受賞者を身近に感じてもらおうと、熊本県が2022年から手形を集め、約600万円かけて制作しました。(死亡後に受賞した川上哲治氏は顔のレリーフ)

12日は、受賞者でカントリーミュージック歌手のチャーリー永谷さんも出席して除幕式が行われました。さっそく自分の手形に手を合わせたチャーリー永谷さんは…。
■県民栄誉賞受賞者 チャーリー永谷さん
「生まれて初めてのことで2度とないと思うので、この瞬間が今まで僕のやってきた中で最大の思い出になると思います。本当にうれしいです。ありがたいです」

チャーリー永谷さんのファンも駆けつけ、記念撮影を楽しみました。
■30年来のファン
「いつまでもこれが残るということは、熊本にこんな人がいたんだと何十年後でも皆さんが分かること。今の私たちは同じ時代に生きていますけれど、後の世代にもこういう人がいたと分かってもらうことは非常に素晴らしいこと」

手形は県庁の開庁時間はいつでも見ることができます。なお、去年12月に亡くなり、その後県民栄誉賞の受賞が決まった歌手の八代亜紀さんは、12日の除幕式までに制作が間に合いませんでしたが、今後、顔のレリーフが設置される予定です。