江戸時代から栽培 大津町で特産のカライモ収穫最盛期 なぜサツマイモをカライモと呼ぶ?
大津町で特産の「カライモ」が収穫の最盛期を迎えています。
機械でゆっくり掘り起こされる大きく実った「カライモ」。熊本県内で生産量トップを誇る大津町では今、収穫の最盛期を迎えています。大津町では、阿蘇の火山灰を含む土壌と温暖な気候を利用して、江戸時代からカライモが栽培されているといわれます。栽培を始めて14年、大田黒裕樹さんの250アールの畑では、25センチほどに成長した「紅ハルカ」を収穫していました。
■大田黒裕樹さん
「本当に暑さとの戦いというひと夏でした。(紅ハルカは)しっとりと甘みの強い品種になので、焼き芋でぜひ食べていただきたい」
今年は酷暑の影響はあったものの、サイズが大きく収量は去年より2割ほど多い約75トンと見込んでいます。収穫は11月中旬まで続くということです。
【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
私も熊本に来て驚いたのですが、「カライモ」というんですね。その理由が気になって、さつまいもアンバサダー協会にうかがいました。
(永島由菜キャスター)
サツマイモはヒルガオ科の植物で、1600年頃に中国→琉球→薩摩→江戸と伝わったと言われています。
(緒方キャスター)
熊本や鹿児島などでは、現在の中国・唐の国から伝わったということで「唐芋」、一方、関東では、薩摩から伝わったということで「薩摩芋」と呼ぶ説があるそうです。