【落雷事故から半年】サッカー部生徒は徐々に回復の様子も「完全に意識が回復していない」
宮崎市で県立鹿本高校サッカー部の生徒が落雷を受け、1人が意識不明となった事故で、熊本県教育委員会が調査委員会の設置を決めました。半年が経ち、生徒は完全に意識が回復するまでには 至っていないということです。
今年4月、宮崎市のグラウンドで、遠征していた鹿本高校サッカー部の生徒18人が落雷を受けて搬送された事故。このうち1人が意識不明の重体となりました。事故から半年あまり。県教育委員会が18日、意識不明の重体だった生徒の容態を明かしました。
県教委によりますと、生徒は目があいたり、まばたきをしたり、音への反応が見られたりするなど、 徐々に回復している様子は見られるものの、 完全に意識が回復するまでには 至っていないと保護者から聞いているということです。今も病院で治療を受けているといいます。
県教委は、また医師や弁護士、学校事故の専門家などが事故の詳細を調査する委員会を年内に設置することを明らかにしました。今後、事故の原因や再発防止策などについて話し合います。
白石伸一教育長は「委員会からの報告を受け再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。