【落雷で意識不明】熊本県教育長 野外活動マニュアル確認など再発防止呼びかけ
熊本県の白石伸一教育長は、高校生が意識不明の重体となった落雷事故を受けて、県立学校の学校長らに野外活動のマニュアルを確認するなど再発防止を呼びかけました。
この事故は4月3日、宮崎市に遠征中だった鹿本高校サッカー部の生徒18人が落雷を受けて搬送されたものです。このうち1人はいまも意識不明の重体です。
10日に開かれた定例の県立学校長会。冒頭、県の白石伸一教育長は次のように話しました。
■白石伸一県教育長
「(被害にあった生徒や家族に) 心からお見舞いを申し上げますとともに、現在も意識が戻らず治療中の生徒が1人いらっしゃるということで、この生徒の1日も早い回復を祈っているところでございます」
また白石伸一教育長は、現在県教育委員会の職員を現地に派遣し当時の状況を確認するとともに、鹿本高校にスクールカウンセラーを派遣し、心のケアにあたっていることなどを報告しました。
そのうえで各学校長らに対し野外活動のマニュアルを改めて確認し、再発防止に努めてほしいと呼びかけました。
■白石伸一県教育長
「それぞれの学校内での危機管理といいますか、特に野外でのクラブ活動でどうするかというのは、しっかりマニュアル等も確認いただいて対応いただければと思ってる次第です」