まるでオレンジ色のカーテン 阿蘇でトウモロコシの掛け干し 今では珍しい秋の風物詩
高森町下切の甲斐好夫さん宅の納屋では、収穫した約5000本のトウモロコシの掛け干し作業が行われています。壁や天井に隙間なく下がっているトウモロコシは、まるでオレンジ色のカーテンのようです。
以前、阿蘇地方では牛や馬のエサとしてトウモロコシが盛んに栽培され、掛け干しはこの時期の風物詩でしたが、今では珍しい光景となっています。今年も写真家や地元の人たちに秋の訪れを感じてもらいたいと、妻のテツ子さんと作業をしています。
■甲斐好夫さん
「好きでないとできないと思います。(見に)来てもらうとうれしい」
トウモロコシの掛け干しは12月上旬まで見られるということです。