透明感がある白い龍 天草陶石が原料の高浜焼で来年の干支の置物作り
来年の干支「辰」の置き物作りが始まりました。
干支の置き物作りが始まったのは、天草市天草町の高浜焼寿芳窯です。
高浜焼は、17世紀に発見された天草陶石を原料としています。天草陶石は白く透明感があり、平賀源内も絶賛したと言われています。その天草陶石で作られる高浜焼は、白く、薄く、透明なのが特長です。
干支づくりは、陶石を砕いて液状にしたものを型に入れ、素焼きにした後、1300度の高温で本焼きにします。
今年は横17センチ高さ10センチのものと、横6センチ、高さ5センチの2種類の辰が作られています。
■絵師 入部愛美さん
「来年は辰年で、白竜は縁起がいいので、みなさんに幸があるように頑張って描いています」
干支の置き物は11月2日から天草市で開催される天草大陶磁器展で販売されます。