「山王さん」の愛称で親しまれている富山市の日枝神社で、31日から山王まつりが始まりました。にぎわう富山市中心部から中継です。佐伯さん！

日枝神社の北側、表参道の入り口付近に来ています。かき氷にから揚げ、どんどん焼き…さまざまな露店が軒を連ね、辺りはたくさんの客でにぎわっています。

露店の組合によりますと、コロナ禍で商売をやめたところもあって、例年より店の数は減っているとのことですが、それでも今年は境内と神社の周辺を合わせて、およそ500の露店が出店しています。

今年の山王まつりには、能登半島地震の復興の思いも込められています。地震で被災したのは、ここ日枝神社も例外ではありません。

こちらは、1月4日の日枝神社の映像です。神社では灯籠が倒れたり、鳥居や狛犬の石がずれたりする被害を受けましたが、ほとんどの修復を終え、参拝客の安全が確保できたことから、例年通り祭りを行っています。

31日朝は、日枝神社の神職が、みこしや獅子舞とともに氏子の家を回り、家内安全や商売繁盛、能登半島地震からの復興を祈願しました。

神社の関係者は「無事に祭りを執り行えてほっとしている。多くの人が前向きに頑張れるような祭りにしたい」と話していました。

富山県内最大の祭りともいわれる山王まつり、今年は25万人の人出を見込んでいるということです。

周辺の道路では車両が通行禁止となるなど、6月2日午後10時まで交通規制が敷かれていますので、訪れる際は注意してください。

富山市の日枝神社周辺から中継でお伝えしました。