なるほどお天気解説! きょうの暑さは〇月〇旬並みって…どうやって決めてるの?
市川 栞キャスター:
「小野さん、午後から雲が広がり、、梅雨に入ったような天気でした。」
小野 和久 気象予報士:
「近畿や東海では、きょうが梅雨入りの平年日ですが、遅れそうです。」
「あすの予想天気図です。」
「梅雨前線は、まだ、日本のずっと南にあります。」
市川:
「まだ、九州も梅雨入りしていないんですよね。」
小野:
「あすは、前線による雨の心配はないのですが、寒気が、西から進んできます。」
「県内は、大気の状態が不安定になって、雷雨の可能性があります。」
「気象台の週間予報を見ていきましょう。」
「お伝えしたように、あすは、マークにはありませんが、加賀地方で、午後、山沿いを中心に雷雨の可能性があります。」
「そして、日曜日・月曜日は、今後、雨マークに変わるかもしれません。」
市川:
「来週の11日が北陸地方の梅雨入り平年日ですが、少し、遅れそうですね。」
小野:
「いまの時期の最高気温は25度くらいが平年並みですので、少し、高い日が多いでしょう。」
「さて、いま、「最高気温は、平年より、少し高い日が多そうだ…」とお伝えしました。」
「気温の表現では、・平年並みとか、・何月何旬並み…という言葉を使います。」
「この表現は、30年間を平均した…「平年」と呼ばれる値と比べて使われます。」
市川:
「いま使われている平年は91年から2020年までの30年間の平均でしたね。」
小野:
「この平年を、金沢の7月1日から月末までの最高気温で見ていきましょう。」
「数字ばかりで申し訳ありませんが、最高気温28度の所の色を変えますと…」
市川:
「28度は7月5日ですね。でも、7月上旬並みとか中旬並みとは言いますが、「7月5日並み」とは言いませんよね。」
小野:
「そこで登場するのが月を3つに分けた上旬、中旬、下旬です。」
「10日までが上旬、20日までが中旬、月末までが下旬です。」
市川:
「5日は上旬に入るので、「最高気温28度は7月上旬並み…」なんですね。」
小野:
「その通りです。」
市川:
「1度上がって29度だと13日なので、7月中旬並み。」
「2度上がって30度だと7月20日なので同じ7月中旬並みになるんですね。」
小野:
「その通りです。」
「この平年の値は、アメダスポイントでしたら気象台のHPで公開されています。」
市川:
「気温の数字が自分の住んでいる所ではいつ頃のものだろう…と気になったらすぐ見ることができますから、服装選びの参考にも使えそうですね。」
小野:
「そうですね。最後に、きょうは、「北陸4県の気象台」の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう。」
「日曜日は福井に雨マークが付いています。」
「県内も、日曜日・月曜日は、今後、雨マークに変わるかもしれません。」
「最高気温は、北陸4県とも平年より高い日が多いでしょう。」
市川:
「まもなく雨のシーズンです。晴れ間を有効に使いましょう。」